「ギャンプル依存症」は病気かもしれないけど、
本人の甘えというか、自己コントロールの問題の
方が大きく、それは免罪符にならないのでは?
という話をしてしまったんですが、改めて
やっぱりそうじゃないかと思っています。
もちろん、「ギャンプル依存症」だからと
言って罪が軽減されるだとか、罪に問われない
ということはないです。
でも、「仕方ないようねえ~」という雰囲気を
感じてしまって。
パチンコ・パチスロ、或いは麻雀でもいいん
ですが、それをやめた人間が我慢しきれず、
また、始めるというケースはあまり見ないです。
再びという場合でも、「再び始める」というもの
ではなく、「再び何回かはやった」というレベルに
とどまり、歯止めが効かなくなることはないです。
ええ、中毒性があるという感じではないです。
ところが、例えば「タバコ」。
これには中毒性があります。
ニコチンが体内から無くなると、脳の内部から
激しい欲求が巻き起こって来ますので、これを
断ち切るのは非常に難しいです。
どれだけの多くの人が
「タバコやめた」⇒「また吸い出した」
⇒「また禁煙した」⇒「また吸い出した」
を繰り返していることか。
ギャンブルの場合と比べれば、全然、違います。
昨日ご紹介した依存症対策全国センターでは
「ギャンブル依存症の症状」として、
①ギャンブルにのめり込む
②興奮を求めて掛金が増えていく
③ギャンブルを減らそう、やめようとしても
うまくいかない
④ギャンブルをしないと落ち着かない
⑤負けたお金をギャンブルで取り返そうとする
⑥ギャンブルのことで嘘をついたり借金したりする
ということを挙げています。
この中で中毒なのかも?と思えるのは、
④ギャンブルをしないと落ち着かない
だけです。
でも、「ゴルフをしていないと落ち着かない」
という人も、世の中にはいくらでもいます。
私など仕事中にも「ああ、ゴルフ行きてえなあ」
とつい声に出してしまい、周囲に笑われることが
しょっちゅうあります。
ですので、「ギャンプル依存症」という言葉を
書いてしまうと、「病気だからしょうがないよねえ~」
というニュアンスが出てしまうため、
いちいち、「ギャンプル依存症」なんてことは
書く必要がないと思っています。
これが病気だとすると、全国にどれだけ「ゴルフ
依存症」の人たちがいるのかという話にもなります。
多分、「浮気性」も病気になってしまいます。
こちらも病気じゃなく言い訳、単なる野放しに
した♂の本能だと思っていますが、突っ込むと
メチャ大問題に発展するかもしれません。
そのため、こちらには触れないでおきます。
つづく
2024.4.2
このシリーズで言いたいことは、表題のことその
ものではなく、
「症」とわざわざ病気なんだよということを
強調する必要がないということです。
責任能力のない人が仮に犯罪を起こしても、
処罰されないケースがあります。
そのケースとは、その人が「心神喪失」状態に
なっていた場合で、その中には「飲酒による酩酊」
なども含まれます。
でも、
「その時、その人はギャンブル依存症で心神喪失
状態だったから」
という理由で、罪を問われないということはまず
ないでしょうし、そんな判例もないと思います。
「ギャンブル依存症」は免罪符にはなりませんし、
もちろん負け自慢なんて何の自慢にもなりません。