パチンコ・パチスロの開発をしていた頃、
それらが「ギャンブル依存症を産んでいる」
という報道は本当にイヤでした。
社会人のつかの間の娯楽のためにいろいろと
考えていただけであり、諸悪の根源のような
書き立て方をされて。
数で言えば、自分の小遣いの中で楽しんでいる
人が圧倒的に多いです。
そもそも宝くじや公営ギャンブルは、一瞬で
何千万円、何億円を失うことが出来ますが、
パチンコ・パチスロはそうではないです。
パチンコの場合では、12時間休みなしに打ち、
1個も賞球を得られなかったとしても、負けの
額は総額で計算上は28万8千円が限界です。
実際はトイレ休憩や、食事があり、そして、
当たってしまったり、少数の賞球がありますので、
20万円ぐらいがマックスだろうと思います。
毎日毎日やって、タネ銭がなくなるとどこかから
調達して来てやり、どうにもならなくなると、
「病気である依存症を産んだパチンコが悪い」。
勘弁してくれよと思っていました。
新卒でパチンコメーカーに入ってくる人間なんて、
本当にパチンコ・パチスロが大好きで、学生の時
からホール通いが頻繁でした。
でも、みんなちゃんと卒業し、社会人になって
からも毎日出社し、会社を無断欠勤してパチンコ
なんてのはいなかったんですよね。
このシリーズ、もうちょっと続きそうです。
2024.4.4
ずる休みはしないけど、休みを取って攻略法の
実践に向かっていた若手社員はいました。
サミーのパチスロで発生した2001年のコピー打法
の時などがその代表ですね。
この攻略法、一般的に使用できたのはたったの
2日間です。
情報が一般に広まり、ホール側も大慌てで対策を
施しましたので。
その2日間、若手社員がやたらと有休を取って
いたんですよね。
私がその理由を知ったのは、そのお祭り騒ぎが
終わった後で、「なんで教えなかったんだよ」
とは言えませんでした、悔しくて。
ええ、私は参加できず、何も知らないまま会社で
仕事をしていました。
Wikipediaの機種一覧には載っていませんが、
「ミリオンゴッド」という機械もコピー打法が
通用し、それに成功した社員がいたそうです。
この機械、「GOD」の三つ揃いを揃えると、10万円
分のメダルが出たんですね(等価交換の場合)。
「コピー打法」を成功させればそのダブル。
そういうこともありましたので、そりゃあ、
学業・仕事そっちのけでパチ屋通いの人が続出
したのもわかります。
私もこの機械、大好きだったんですけど、別に
破産して人生が終わったということもなかった
です。
多分、「ギャンプル依存症」にはなっていません。
心の中で泣きながら打っていたことはありますが。