グリーンについて、「重い」「速い」という意見は
よく出ます。
でも、グリーンってそれだけではないです。
「コンパクション」という言葉がありますので、
「わかってるよ、硬さだろ?」
と言われる方、思う方もいらっしゃると思います。
でも、案外、多くの人が指摘してこないことで、
重要な要素があり、それがグリーン面の凹凸です。
「速い」設定のグリーンは、比較的単純な
傾斜の場合が多いです。
全体が低い丘状になっていて、さほど
うねってはいないようなグリーンです。
ですので、傾斜による曲がりと強さだけを
気にすれば、多少早くても対応が出来ます。
でも、うねったグリーンは速さが一定ではなく、
1つのグリーンの中に様々な速さが内包されて
います。
こういうグリーンでさらに速くすると、
対応が非常に難しくなり、ラウンド進行の
遅延につながりやすいです。
スコアも出ませんし、「あまり速いグリーンは」
と考える方も出てきます。
当コースのメンバーさんはよくご存じだと
思いますが、当コースのグリーンはうねりが
非常に大きく、かつ、多いです。
そのため、グリーンの速さを8~8.5フィート
程度にしているという面があります。
2021.6.12
難しい設定のツアーなどは、凹凸のある
グリーンなのに11フィート越えの設定の
場合が多々あります。
「11フィート?11.5フィート?
その程度ならいつもやってるし。」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
うねりのあるグリーンでその速さ。
そうそう一般のゴルファーが対応できる
ものではないです。
グリーンのうねりが多いと、芝をなかなか
均一に刈ることが難しく、場所によって
芝の長さが異なるということも発生します。
そりゃ、そのラインの速さなんて、
私レベルでは本当にわかんないです。
それと、球が落下した地点の傾斜によって
バウンドの仕方は変わってきます。
そして、そこから転がる球も、うねりに
よって大きく変化しますので、とんでもない
所で球が止まるということがよくあります。
サンベルのグリーン狙いのショットが難しく
なる理由の1つです。
「ナイスオンだろ。」
「ベタピンじゃね?」
と思ったショットが、バンカーに入ってる、
グリーン脇の窪地に入ってるということも
よくあります。
そのショックは尋常ではなく、
「サンベルなんてもうヤ~ダ!」
という方も出てきます。
まあ、「しくじった!」と思ったショットが
ベタピンについているということもあるん
ですけど、慣れないとそれは計算できません。