ゴルフは一人一人に審判が
つくわけではありませんので、
プレーヤー自身の人間性というか
自律性が必要となります。
その点で、ゴルフをする人の中に
ゴルファー(自律性のある方)と
数は極めて少ないのですが、
そうではない単なるゴルフ好き
という区分もあるのではないかという気がします。
競技などではプレーヤー4人が
互いにそれぞれのマーカーとなり、
その人のスコア確認だとか、
ルール違反がないかをチェックする
ということがルール化されています。
しかし、このマーカーとプレーヤーが
共にゴルファーと言える人ではないと
大きな問題になる場合があります。
あるコースの月例で実際にあったこと
なのですが、
本人
「木の裏にボールが行っちゃったで
出すぜ~」
マーカー
「ほいよ~。」
⇒本人は手でボールを拾い、
近くにプレース。
そういうことが二度あったほか、
スコア申告がどう考えても少ない。
が、マーカーではない立場からすると
何も言えません。
で、あるホールでしっかり数え、
間違いなくトリプルボギーと思っていると
「ダボ」という本人申告。
そこで初めて
「いや、今のはトリプルボギーでは
なかったですか?
寄せでダフっての4オン、
そしてたった今、
自分で『3パットしちゃった』
と言われたばかりなのですから、
トリプルですよね?」
と伝えました。
それでも「そうではない。ダボだ。」
と否定するわけですが、
マーカーではないもう一人の方も
「僕もトリプルだと思う」と
言ってきたため、
窮した本人から発せられた言葉が
タイトルの「グリーン上の偉人」の由来です。
「わかった。本当はトリじゃねえけど、
俺が我慢してこの場が収まるなら、
俺はトリでいいわ。
俺が折れるわ。
俺1人が我慢すりゃいいだけの話だら?」
「いいだけの話」では全然ないのですが。
ゴルフ場でゴルフを楽しむという
ことは各人の権利ではありますが、
それはそれを理由に正当な理由なく
他人を不快にさせたり、
迷惑をかけてもOKということでは
ありません。
出来れば、ゴルファーとして皆様に
ラウンドを楽しんで頂きたいというのが
当コースだけではなく、ゴルフ場全体の願いです。
勝手なことを書いていますが、
どうぞゴルファーの皆様、
よろしくお願いいたします。
2017/9/19