前回記載しました方のエピソードは凄かったのですが、
まだまだ書ききれなかったことがあります。
①カート道近くに行った玉に対し、
カート道に足を届かせるために、
グリーンとは全く違う方を向いて思いっきり足を広げ、
「カート道にかかるからドロップするぜ。」と。
②残り1.5mほどのパット。パットラインの横に正座し、
いきなりパットラインを手の平で順番にトントントン。
人間、本当に驚くと、一瞬思考が止まり、
言葉にすることができません。
「いやいや、それはアカンでしょ。」と声が出たのは、
それらの行動が全てが終わってからでした。
一方、「プロより強いアマチュア」と称され、
未だにその名前が出される時には
畏敬の念が込められる「中部銀次郎」氏。
もし、彼を語るときに
「スコアを巧妙にちょくちょくごまかした」だとか、
「カート道が近くにあるとこれ幸いとばかりに足を伸ばし、
カート道にかかることをアピールした」
という話も伝えられる人であったとしたら、
今もその名が残ったでしょうか?
何とかして1つ、2つとスコアをよくするために
一生懸命練習とかをするのですから、
そりゃスコアはとても大事なものです。
しかし、それは何よりも優先されることなのでしょうか?
僕は腕前がどうであれ、自分の好きなゴルフを大事にし、
ルールの文面だけではなく、
ルールが作られた目的や意図を最も尊重する人こそ
グリーン上の偉人ではないかと思います。
2017/9/30いやあ、よかったです。
「グリーン上の偉人」のつもりだったのに、
知らぬ間に「グリーン上のどうにもならん人」の話になってしまい、
どうしようかと思っていました。
その矢先に、突然、「中部銀次郎」氏の名前が浮かび、
そこから、一気に「グリーン上の偉人」の話で大団円(?)
本当に奇跡でした。
中部氏が舞い降りてきたのかしら?と思いました。
それにしても、
何とも言えない本当によい表情をされた方だと思います。中部氏は。