加えて、キングオブコントは年数制限がないため、
素人臭さがないというか、本当に芸達者で、元々、
一般受けもしやすいように感じます。
更に加えると、今年は特定の人向けの笑いを追求
する必要がなかった点も私には面白く感じた要素
のような気がします。
そりゃ今回の審査員、笑いの天才たちでしかも現役
バリバリ。
出場する側は、当然の戦略として彼らに評価される
ことを念頭にコント作りをしてきたはずです。
そのため、狙う方向が彼らに向いたことで、より一層
面白く感じたのかもしれないなあと思っています。
M-1でもキングオブコントでも、優勝者の方々には、
メチャ笑わせて頂いた方が多々いらっしゃるんですが、
印象深いのはこちらですね。
「…してくれ~い!」が大ツボに嵌まったライスさん。
でも、ご存じの方も多いと思いますが、彼ら、
その後があまりぱっとしていないんです。
そこが特に思い出深い所でもあるんですが。
「なんでだろうなあ?」と思っていた時に、
ふと関町さんの目に問題があるんじゃないか
と、思ったんですね。
大変失礼ながら、関町さんの目って強くないと
いうか、非常におとなしい目をされています。
一方で、「…してくれ~い!」の場面では、関町さん、
全てが横向きで、観客側には彼の目の表情が見えて
なかったんですね、恐らく審査員にも。
そのため、ひょっとするとあのネタの時にツボに
嵌まったのは、それが理由だったのではないかと。
ですので私、大変失礼ながら、こんなサングラス
ではなく、もっとカッコいいサングラスを関町さんは
掛けられたらいいんじゃないかなあと思ってます。
2024.12.9
世の中には面白い人がいくらでもいると思います。
あなたの回りの市井の人々の中にも。
でも、それを職業にしようと考える人はなかなか
現れず、そこに入れば職業芸人への道が開かれ
やすいという点で吉本興業の功績は大きいです。
吉本興業がなければ、さんまさんやダウンタウンも
芸人にはなっていなかった可能性は高いと思います。
吉本で成功すれば、テレビにも出られるようになる、
成功のチャンスもあると思わせて来たのですから。
まあ、タモリさんのように運命的に導かれて芸人の
世界に入った方もいらっしゃるんですが。
それにしても、賞レース。
「優勝したから一番面白かった」というのは違うと
思いますし、それは出世したから最も組織に貢献した
組織員ということではないのとも同じです。
「なんでこれが優勝?」「なんでこんな奴が部長?」
と頭をひねることはよくあります。
多くは評価能力の問題に起因するんですが。