ゴルフで大事なものはいくつもあります。
規則、マナー順守、あるがままのプレー
などもそうですし、そもそもゴルフ場や、
クラブ、ボールを提供する企業もそうです。
英語の
「ONE OF THE MOST IMPORTANT THINGS」
という
「最も重要なものの1つ」という言い方は、
「最も」ってのが何でいくつもあるのか?
1番は1つじゃないのか!
ということで、好きにはなれませんが、
でも、最も大事なものがゴルフでは
並列的に並んでいますね。
優劣を付けられないです。
で、本題です。
ゴルフは寄せとパット
これはよいスコアを出すための
疑いようのない「最も大事なもの」
と考えられる方は多いと思います。
でも、これは違うんですねえ。
もっとも大事なものは「飛距離」
なんです。
「お前はバカか!」
という声はたくさん聞こえてきます。
でも、「飛距離」なんです。
「飛距離」ではなく、「寄せとパット」が
優先するなら、トーナメントを別に
男女に分ける必要はないんです。
シニアツアーもレディースティも不要です。
本能的にみんなそれを知っていて、
だからこそ、「飛ぶ」と聞くと、
矢も楯もたまらず欲しくなるんです。
一方で「ものすごく入る!」と言われても、
そこまで人気を集めるパターはないと思います。
一時の2ボールパターは凄かったですが。
そして、あのアニカ・ソレンスタムが
男子ツアーで勝てなかったのも
飛距離の差に尽きると思います。
2019.2.15
中学3年の時の市の相撲大会。
私は体重50kgと細かったのですが、
自分よりも重い相手に全勝し、
団体戦は優勝したんです。
個人戦に移っても順調に決勝へと
勝ち進み、決勝の相手が後に大相撲に
入った選手で、既に体重が100Kgを
超えていました。
ですが、彼は私が勝った体重70Kg
そこそこの選手2人に団体戦の時には負け、
団体戦では彼、2敗していたんです。
ということは、木偶の棒で楽勝?
と、もう優勝した気でいました。
「二冠だぜえ!」と。
が、自分の倍以上の体重は当時の
私では動かせなかったんです。
動かせないならと内掛けに行った所、
そのまま体重を預けられ、2人分の
体重150kgは片足で支えることが出来ず、
浴びせ倒されあっけなく負け。
テクニックでカバー出来る体力差は
ありますが、テクニックが通じなくなる
体力差の限界ラインというものが多分あります。
例えば、ヒクソン・グレイシーが
相手でも、ヒクソンの身長が30㎝
しかないとしたらまず勝てますよね?
いくら寄せとパットが上手いといえど、
ドライバーの飛距離が100ydの人になら、
勝てる気もしますし。
ですので、ゴルフではまず飛距離なんです。
そして、これで悩むプロがいるほど、
頑張れば身に付くというものでも
ない点が厄介です。