ラウンド中よりもむしろラウンド中以外の方が楽しく、
ラウンド前夜と翌日のティグランドに立つまでがもっとも楽しい
とこれまで書いてきましたが、
それを考えるとゴルフの楽しさの正体が見えてきます。
ナイスショットやナイスカップインも楽しいのですが、
ミスをしてスコアを落とす状態にないことが楽しさの正体です。
そして、ラウンドが近づくにつれ、
ミスをしないことが目標の脳内ゴルフでは
スコアがどんどん良くなり、
楽しさがマックスに到達します。
練習場も楽しいですよね。
ミスショットをすると「チェッ」とは思いますが、
「やっちゃった」「やっちゃった」
とまで落ち込むことはありません。
スコアをつけているわけではありませんので。
そして、ラウンド中でも非常に楽しい状態となるのは、
言ってみれば唯一、
自己ベストを更新できるかもだとか、
競っている相手よりもスコアが良い時のどちらかだけです。
そうしてみると、ゴルフはやっぱりスコアなんですね
(全員がそうだというわけではもちろんないですし、
スコアをつけないというのは一番賢いのかもしれませんが)。
よいショットもよいスコアの実現手段でしかありませんし、
ハンディが尊ばれるのもそこが理由でしょう。
ゴルファーの道に外れてしまうような方も、
一言で言えば実力以上にスコアをよくしたいの一心からです。
点数主義というと聞こえが悪いですが、わかりやすいですからね。
いくらショットがいい、パットがうまいといっても、
どの程度かは説明が難しいです。
平均スコアがいくつとか、
ベストスコアがいくつという方がわかりやすいです。
もちろん、ベストスコアと言った時に、
それはどのティからなのか、
またどこのコースでなのかで
意味合いに違いが出てきますが、それはまたいつか。
2017/10/14
パーマー
「俺も『まあ』でたっぷり韻を踏んでやったぜ。
どうだい、ジャック?
それに引き換え、ゲーリーの奴、
余韻も何もないことを言いやがって。」
プレーヤー
「だって、あのぐらい言ってやらねえと
あいつら意味がわかんねえって。」
ジャック
「それでも自分より上のことはわからんさ。
まあ、何年たってもこの写真を見てくれる連中がいるなら
それだけでも嬉しいことじゃないか。」
パーマー
「そうだな。俺が写ってるから相当長く見てもらえるぜ。
お前ら、この俺に感謝しろよ。俺があってのお前らだからな。」
ジャック&プレーヤー
「ああそうさ、アーニー。お前にはいつも感謝だ(笑顔)。」
パーマー
「二人から言われると、照れるじゃねえか。はははは」
という会話が降ってきて、冷や汗が流れました。
ただ、彼らの会話、日本語だったんですよねえ。