今回の新コロナ騒ぎで、改めてパチンコ店は
注視を浴びましたが、
パチンコ・パチスロは、業界として動く資金が
莫大であるため、世の中に対して大きな影響力を
持ちます。
ゴルフを含めたスポーツ業界全体の約5倍、
そして、飲食関係全部をひっくるめた場合
よりも更に業界規模は大きいです。
そのため、パチンコ・パチスロをやらない
という方々の生活にも大きな影響を与えて
います。
楽しむ人、メーカーとメーカーの取引企業、
販社、経営ホール関係者もその分、膨大な
数に上ります。
飲食関係をしている知り合いよりも、
パチンコ・パチスロ関係に携わって
いる知り合いの方が多分、多いです。
ただ、それが表に出て来ない場合があります。
例えば、顕著なのはゲーム会社・アニメ制作
会社です。
8ビットのファミコンゲーム、スーパーマリオ
ですとか、ドラクエで莫大な利益を上げた
ゲーム業界ですが、
やがて美麗画像の開発競争に巻き込まれて
いきます。
一瞬でここまで進歩したわけではないですが、
ゲームソフトの価格はたいして変わらないのに、
年々増えていくゲームソフト開発費がゲーム
メーカーを苦しめていきます。
雨後の竹の子乱立したゲームメーカーの
統廃合が始まったのもこの時期です。
その窮地を救ったのが、同時期、パチンコ
・パチスロで始まった美麗画像・美麗液晶
の流れです。
ゲームメーカー美麗映像開発
⇒ゲームソフト販売
⇒ヒット
⇒パチンコ・パチスロメーカーがソフト購入
⇒ゲームでのヒットの流れを受け、遊技機もヒット
⇒ヒットソフトの争奪戦勃発
⇒ゲームメーカーに莫大な使用料・開発料
⇒ゲーム会社の人も結果的にパチンコ業界に
大きく関与。
このような流れがあり、一方で同じく
人件費の高騰に苦しんでいたアニメ制作
会社にも神風が吹きます。
自社制作アニメのパチンコ・パチスロへの
版権使用料とそれに向けた映像ソフトの
制作です。
それは今もそうで、パチンコ・パチスロ
業界とゲームソフト会社・アニメ製作会社
は一蓮托生という面があります。
2020.5.26
それらの企業は、ホームページの
取引先欄にパチンコ・パチスロメーカー
の名を入れてない所が多かったです。
イメージが悪いと思ったのかもしれません。
でも、ここ30年来、一蓮托生で来た
運命共同体でもあります。
今や日本の文化を代表する分野とも
なったアニメですが、それを支えてきた
業界にパチンコ・パチスロ業界があります。
異論や感情的なものがあるでしょうけど、
パチンコ・パチスロ業界は、実は日本人に
とっては大事でなくてはならない業界
とも言えます。
何事も悪い面ばかりでなく、パチンコ・
パチスロは疲れたサラリーマンをずっと
癒してきたという面もあります。
働きバチ度合いが高かった時期ほど、
ホールのお客さんは多かったという
気もします。