ゴルフで「ベタピン」という言葉が日本の中で
生まれ、それがゴルフをする人なら誰もが知る
言葉になったんだろうと思います。
ただ、ここまでベタピンだと、
「なんで入ってくれなかったん?」
という気持ちの方が強くなってしまいますが。
一方で、パチスロの「ベタピン」は恐らく、2000年を
少し超えた頃に生まれた言葉だろうと思います。
どう考えても設定1、よく見てもベースは設定1で、
中にちょろちょろと設定2が混じってという島構成。
そういう状況を見て、ゴルフで「ベタピン」という言葉を
知っていた人が「ベタピンじゃねえか!」と、天に向かって
叫んだのが始まりのような気がします。
(ちなみに設定1はもっとも出玉率が低いです。)
その人はゴルフもやるけれど、オイチョカブもやる
ような人だったんでしょう。
「シッピン」「クッピン」のように「ピン」という
言葉はオイチョカブで使用され、博打全般でも「1」を
示す言葉ですので。
かつて、そのホールのパチスロ全部が「ベタピン」
というケースはそうそうなかっただろうと思います。
等価交換ではなく、8枚交換(20円で借りたコイン1枚を
8枚で100円に換金できる)が当初は主流でしたので、
割数の低い設定1ばかりを使ったら客が飛んでしまいます。
2000年代に入って、等価交換が増え、やがてそれが主流に
なります。
更に、低設定でも「出るときゃ出る」という爆裂期が
登場した頃でしょう。
「北斗の拳」「獣王」「吉宗」などがホールを席巻した
頃ですね。
いや、楽しかったです。
2022.12.25
パチスロには「設定判別が可能」という機種が多々
存在します。
初当り頻度、特定小役の出現率、特定小役からの
ボーナス当選率などを見るのですが、これには
そこそこの試行回数・時間が必要となります。
結果、最終的に「設定1」を見破られてもそこまで
打ち込んでくれればホール側は儲かりますので、
ホール側が忌避することでもありません。
そして、「ベタピン」にしておくと、ある台でずっと
打ち込んで「設定1」がほぼ判明、次の台で打ち込んで、
やっぱり「設定1」がほぼ判明・・・一日中、「設定1」。
ホール側はお客さんが来てくれる限り、ほぼ確実に
儲かります(それがバレて逃げられたら終わりですが)
更に、設定判別は絶対ではなく、誤差もありますので、
高設定と勘違いして、一日中、その代を打ち続けるという
ケースもあります。
ネットで、「あそこの店の〇〇番は設定5で、××番は
設定4だった」とかの情報交換もあるそうです。
プレーする側もいろいろと考えます。
が、それを見た当該店舗の設定師。
「アホか。全部、ずっと永久にベタピンだわ。
ベタピン固めだわ。」
ゴルフ場でもあります。
「コースのメンテナンスが素晴らしいです!」
(いやあ、気候がいいだけなんだけどなあ・・・)