「ありがとうの歌って言ったら、
そりゃこっちでしょ。
水前寺清子なんて、うちのお袋が
生まれる前の人だし。」
という声が上がるのはわかります。
でも、ゴルフの帰り道で聞くのは
やっぱりこっちですね。
団塊の世代の方々に聞いてみて下さい。
もう圧倒的にこちらです。
いきものがかりの歌は、
帰りに聞くとなんか沈んできて
しまうんですよね。
感傷的になるというか。
「あのパットさえ入ってりゃなあ・・・。
ぶつぶつぶつ・・・・ぶつぶつぶつ。」
2020.4.9
今考えると、人数が多かったが故に、
団塊の世代の方々が平成の時代を、
現在の日本文化を作ったと言っても
過言ではありません。
ゴルフはまさにそうです。
サラリーマンがコースメンバーに
なる時代は彼らから始まっています。
パチンコ・パチスロもそうですね。
どれだけ多くの疲れ切ったサラリーマンの
心を癒してきたことか。
スーパーコンビ、じゃんけん、フルーツパンチ、
アレジン(関東圏ではエキサイト)、ハナハナ、
ハイハイシオサイ、北斗の拳、吉宗。
熱気むんむんの鉄火場でした。
居酒屋のチェーン展開も1980年代に
始まっていますので、間違いなく
団塊の世代がターゲットです。
どれだけ多くの愚痴、上司の悪口が
夜ごと繰り返され、発散されたこと
でしょうか。
仮面ライダー、ドラえもん、戦隊もの等、
いったん使命を終えた子供向けキャラも
それを見ていた団塊の世代の方々が大人に
なって復活させ日本の文化となりました。
いま静かに1つの大きな時代が
過ぎようとしています。