前回は
上手な人ほどよい条件でショットが打て、
そうでない人ほど、前上がりだとか前下がり、
ラフ、バンカー、果ては裸地で
ショットを打つ確率が増えるということ
と書かせていただきましたが、
そんなことよりももっと恐ろしいのが
「ゴルフは人間性がさらけ出されてしまう」
という点ではないでしょうか?
何も隠しておらず、多くの素のままの人にとっては
何も怖いことではありません。
隠している一部の人にとってはということですから、
ゴルフをすること自体は大きな問題になりません。
が、
たいしたショットでもないのに
とびっきりの声で「ナイッショ~!」のニコニコ顔。
明らかにわざっとぽいミスショット、ミスパット。
ニコニコ接待なのに、何かあった時に
瞬間的に現れてしまう険しい表情。
自分の部下やゴルフ場スタッフへの言葉遣い・態度が
相手先に向けられるものと全然異なる。
つい出てしまう隠しておきたい癖
まあ、そんな漫画みたいなことはそうそうないにしろ
ゴルフは5,6時間も一緒に居ざるを得ず、
その間にいろんなシーンが発生しますので、
人間観察の鋭い人にとって相手を見抜くためには
ものすごく都合の良いアイテムだろうと思います。
ですので、古今東西、接待ゴルフというのは
相手を自分の都合の良いように誘導するため
というよりも、接待される側が相手側を判断するために
乗ってくることが多い手段なのかもしれません。
鋭い経営者主導の社内コンペにも
実はそういう狙いがあるのかもしれません。
鋭いつもりが、逆におべっかに乗ってしまって
という経営者もまたいるでしょうが。
ゴルフの好きな方、とにかく
腕前だけでなく人間性も磨きましょう。
えっ?
腕前はたいしたことないけど、
人間性には自信がある?
はい、もう何もいうことはありません。
2017/11/6