ゴルフの難しさ:シャフトは思いのほか柔らかい
ゴルフの難しさ:カップが小さい
ゴルフの難しさⅢ:自分で自分をレッスンできない
ゴルフの難しさⅣ:打った後は運任せ
今日も蒲郡のとある練習場では
子羊たちがああだこうだと。
30yd打つならそれじゃ振りがデカいって。
クラブの高さは40°までにせにゃ。
まあ、上げた感覚が40°という認識で、
実際にそれで30ydなら
本人にはなんの問題ありません。
でも、その数値を他人に伝えてしまうと
そこで誤差が生じます。
このように自分が実際に行っていること
ではなく、そう意識していることを
伝えがちですので、そこに実際とは
ずれが生じ、聞いた方はなかなか
上手く打てないということが起きます。
ヘッドのスピードはボールの位置を
過ぎてからトップになるように
この教えは有名だと思います。
だから、風切音もボールの位置を
超えてからでなきゃと。
だけど、まず、ボールの位置での
ヘッドスピードとボールの位置を
超えてからのヘッドスピードの差を
計測することはできません。
計算が間違っていなければ、
ヘッドスピード42m/sの場合、
直径42.67mmのボールをヘッドが
通過する時間は0.001秒です。
その瞬間のスピード計測ですから。
ましてやボールをインパクトすれば、
衝撃でスピードは落ちるでしょうし、
連続写真で見れば、その瞬間に
衝撃でシャフト形状が大きく変化しています。
従って、そう教える方も、実際には
超えてからトップスピードには
なっていないし、なっていないことも
確認できていないのに、
そうするように教えているとなります。
この教えが間違っているということではなく、
教えるその人は、単にそういうつもりで
振っているのであり、それで実際に
よいショットを打たれていると思います。
ただ、言葉にすると冒頭のものになるため、
真に受けると、そ~とそ~と降ろしていき、
ボールを超えてから力を込めても
全然飛ばない、以前よりもという
経験をする人が続出という気がします。
他にもBehind the ball 等の
有名な教えがありますが、これらも
真の意図を明確に伝えているわけではないため、
あんな教えは間違ってるという
声が出たり、守ったつもりでも上手くいかない
ということが多々起きている可能性があります。
2018.6.7
『ヘッドのスピードはボールの位置を
過ぎてからトップになるように』
という教えも、単に『振りぬけ』という
言葉を具体的に説明するための言葉
だったのかもしれません。
で、実際に玉がなければ通過してからが
本当にトップスピードかもしれません。
でも、言葉は一部だけ独り歩きすることが
よくあるんですよね。
むしろ、その方が多いのかもしれません。
で、哀れな子羊たちは右往左往するわけです。
で、本当にゴルフは難しいんです。