ゴルフの魅力 ゴルフの魅力②
3回目で奇数回となりますので、
今回は真面目な話の番です(?)。
良いも悪いも全て自分のせい。
出した数字が全て。
これはもちろんその選手の実力を示す
記録が残るスポーツ全般に言える
ことですが、記録は全て自分の実力の
結果であり、不当に第三者によって
貶められたものではありません。
もちろん、同じ日のラウンドでも、
違う時間帯のスタートでは天候・
芝の状態による有利不利もありますし、
同伴者にプレーの遅い方がいて
リズムが狂った等もあるでしょう。
でも、その時に出したスコアはあくまでも
貴方自身が出されたものであり、誰かに
後から10足されてしまったわけではありません。
ですので、このような競技では成績
判定で大きく揉めることは少ないですし、
選手選定でも選ばれなかった選手に
大きなしこりが残るということもありません。
リオ5輪では、成田美寿々選手や渡辺彩香
選手が出場を目指しながら残念な結果と
なりましたが、本人も周囲も選定の仕方が
おかしかったとは思っていないはずです。
実はこれ、記録の残るスポーツでは
当たり前の話ですので、大きく取り
上げられることはありませんが、
実は本当に素晴らしいことです。
そうでないスポーツは、それに
近づこうとビデオ判定を導入したり、
極力偏らない複数審判制を導入して、
より正確な判定をと躍起なのですから。
不透明さの残る選定で選手になれなかった、
優勝できたはずなのに、銅メダルさえ
取れなかったということが起きますと、
競技そのものの面白さも減少しますし、
選手がしてきたこれまでの努力に対しても
失礼です。
それに加え、あいまいさは権力を持つ人に
必要以上のより大きな権力を与えてしまう
ことがあり、結果、日大アメフト部や
ボクシング連盟のような事例も誘引
してしまうこともあります。
記録が全てというのは
本当に素晴らしいと思います。
努力のし甲斐もありますし。
2018.8.31
そりゃOBを打った時は、
「今のショットは本当の僕の
ショットじゃない。」
と思い込みたい時もあります。
1mのパットをまたまた押し出して外し、
八つ当たりする相手は自分以外に誰もいない
というのもつらい状況ではあります。
でも、ある人がやったのに他人の成果に
されてしまったり、あまつさえその人がそれを
訴えて逆に不当な処遇を受けるのを見るよりもは
ずっといいです。
記録で現わされないものをいかに正当に評価して
いくのかというのは、スポーツに限らず、本当に
人間社会全体にとっての大きな課題だと思います。
まあ、その記録を改ざんしようとする奴も至る
所で出現してくるため、それをいかに防止するか
ということも大きな課題ですが。
世の中には、信じられないことをする人間が、
よい面でも悪い面でも共に存在します。