言いたいことを書いてしまえば、
接待ゴルフに部下を動員するのではなく、
単なる仲間内ゴルフとして部下を動員する場合は、
①部下とのコミュニケーションを取り、
自部署内の仕事を円滑に進めたい。
②自分の目下ばかりを集めて、
自分が楽しくゴルフをしたい。
③プレーが遅い、スコアをごまかす等で、
ゴルフ仲間から総スカンを喰らっていて、
一緒に行くゴルフ仲間がいない。
だから、「ゴルフぐらいやれにゃダメだぞ!」
とか言って、嫌がる部下をゴルフに連れ出す。
のどれかです。
②③の場合は、その上司がそもそも出世する
可能性はありません。
ですので、そこに参加し、ゴマすって出世に
つなげようと思っても、全く効果はありません。
①の場合は、出世につながるかもしれませんが、
本当に出世する上司なら、そんな媚を売るような
真似はしないんじゃないかと思うんですよね。
その人の仕事をしている後姿を見て、部下が
ついてくるような人でないと、と私は思います。
一方で、会社のコンペはあっても、ゴルフが
好きそうな上司と、慣れていなそうな部下たちで
という来場者を見ることはほとんどないです。
多いのは、仲間内(同級生、近所、練習場仲間、
同じ会社でのゴルフ仲間)と、家族関係、
それと、推測するしかない仲の方々です。
ですので、余計、
「会社のゴルフは気を遣ってどうのこうの」
という意見を読むたび、
「そりゃ妄想じゃないの?」
と思ってしまいます。
2021.2.9
仮に部下とコミュニケーションを取るために、
部下をゴルフに誘うというケースがあると
した場合、
ゴルフが好きな人ほど、そんな面倒なことは
イヤだと考えます(私の知る限り)。
だって、
「下手すりゃクラブを持ってない。」
「行く方法、入場した時の手続きまで
教えなくてはならない。」
「何度も何度もダフられ、何発も何発もOBを
打たれ、後ろの組の視線がいつも気になる。」
「ビジターとしてラウンドする場合は、中間管理職
の小遣いでもきつく、下手すりゃ連れてきた
独身貴族よりも小遣いが少ない。
それでも、昼食時には『まあ呑めや。』とでも
いいながら、ビールぐらい頼まにゃならない。」
「そんな風に部下や周囲に気を遣ってばかりで、
自分は全然楽しくない。」
「部下も満足のいく結果を得られるわけがなく、
全然楽しくなくて、上司に感謝すらしない。
下手すりゃ『無理に誘やがって』と恨まれる。」
ですので、ゴルフを否定する人の多くが、
「上司に気を遣わなければならない」
とか書いてきますが、上司からすれば、
「気を遣う?そりゃ、こっちのセリフだ。」
としか言いようがありません。
仮にゴルフをきっかけに出世した人がいた
とした場合、それはその人の人柄だとか、
能力がたまたまその場で見つけられただけです。
ゴルフが理由ではなく、元々のその人の人柄・
能力が理由です。
自分の出世しない理由がそこにあるとは認め
たくなく、他の何か、例えばゴルフのせいに
したいということもあるのかもしれません。