ゴルフと帽子の件で話をした場合、次のような
ことが一般的に言われていると思います。
一般的にというよりも、「一部にそういうことを
言う人がいる」という方が正解なんですが。
①ボールが頭に当たった時の危険防止のために
帽子を着用すべき。熱中症対策や雨除けにもなる。
②でも、建物の中、例えばクラブハウス内では
礼儀として脱帽すべき。
③少なくとも人に挨拶をする時は脱帽するのが礼儀。
それを考えると、
じゃあ、外からクラブハウスに入って来て受付を
する時も、入口で脱帽すべき?
だとか、
ハーフで上がって来た時は、レストランの手前じゃ
なく、クラブハウスの入り口で脱帽すべき?
ロッカールームで着替えた時に帽子を被り、その
ままロッカールームを出て行ってはいけないのか?
等の疑問も出て来てしまいます。
まあ、いろんなことを言う人は一杯いるんですが、
恐らく日本においては彼らの言うそれらはぜ~んぶ、
世迷いごとです。
例のマナーという言葉を取り出しては人を縛り付け
ようとしている人たちと何ら変わりありません。
私は、日本、少なくとも日本のゴルフ場内では、
どこで帽子を被っていてもいいし、或いは、被って
いなくても全然構わないと思っています。
コースによっては、ひょっとするとそのコースの
ドレスコードとして帽子の着脱について規定を
設けている所もあるかもしれません。
ただ、私はあまりそれを見たことがありません。
(安全上の理由で帽子の着用をというケースが稀に)
勿論、ゴルフ規則にもその規定はありません。
例えば、レストランの入り口には帽子掛けが設置
されており、多くの人はその手前で脱帽し、帽子を
帽子掛けに掛け、レストランに入ります。
一方で、帽子は脱ぐけど、帽子を間違えられたり、
忘れたりしないように、レストランの席まで自分で
自分の帽子を持っていく方もいらっしゃいます。
その場合、それを咎める人もいませんし、仮に
帽子を被ったまま食事をしている人がいたとしても、
恐らくそれを咎める人もまたいないでしょう。
そして、帽子を被ったまま食事をする人がほとんど
いないのは、日本人に帽子を被る習慣がほとんどなく、
被ったままだと落ち着いて食事が出来ないためです。
私が言う「ぜ~んぶ、世迷いごと」というのも、
その日本人の習慣が理由であり、それは明日、
説明します。
2024.11.4
基本的に多分、ゴルフの時以外に帽子を被ることは
少ないと思います。
被るとしたら、日よけ、もしくは防寒のために
着用する時ぐらいで、今や日本人だけでなく、
世界中の人に日常的な帽子着用習慣はないです。
(イスラムなど宗教に起因する場合はありますが)
でも、かつては、帽子が権威に直結していたという
時代があり、それがマナーなんかにも結び付き、
未だにそのマナーがゴルフに残っているだけです。
というか、それをマナーとして鼻高々に言う人が
未だに残っているというだけです。
思い起こせば、もっとも帽子を被っていたのは、
幼稚園、小中高校の時ですね。
あれは被りたいから被っていたわけではなく、
制服の一部として強制されていたからに過ぎません。
現在、ゴルフで唯一帽子をというかキャップを被る
必要性のあることが1つだけあります。
キャップのつばに付けるマグネットのボール
マーカーですね。
別に普通のボールマーカーをポケットに忍ばせて
いてもいいんですが、利便性から多くの人にとって
必需品で、帽子着用の唯一の理由となっています。