今は中古ショップも充実していますし、
ネットオークションもありますので、
要らないクラブ⇒即、売却
というのが、主流だろうと思います。
そして、最後の看取りの言葉は
「要らないなら、
タダですが引き取りますよ。」
という中古ショップの言葉でしょう。
一方、昔は違いました。
新しいのを買ったから古いのは不要。
が、お金にはまずならない。
で、どうするか?
知り合いや後輩に、
「ゴルフやれば?
面白いよ。
道具?
いいよ、俺、買い替えたばかりだからやるよ。
値段?
いい、いい、タダでいいって。」
と、気前のよい振りをして、
押し付けるというのがパターンでした。
初めてやる方は
「クラブの良しあし」
「自分に合う合わない」
など、わかろうはずもありません。
上手く打てなくても自分のせい、原因が
もらった道具にあるなどとは夢にも思わず、
そして、ごみ箱代わりにされたことも知らずに
感謝しっぱなしです。
でも、これはこれで新しいゴルファーを
誕生させることにつながっていたはずで、
なかなか良いことだったと思います。
ひるがえって、現在。
左側が「音の凶器」と言われた
サスクワッチSUMO2です。
10年以上も前のドライバーで、
今の競技では使えない高反発クラブです。
多分、中古ショップでもタダか、
せいぜい1,000円の引き取りでしょう。
これを周りの迷惑気な雰囲気にも気づかず、
嬉し気に振り回している初心者が今もいます。
これはダメです。
売れないからって、何も知らない後輩に
こんな凶器、押し付けたりしたら。
ご自身でちゃんと引導を渡して下さい。
2018.12.26
多分、このクラブ、譲られたのは
1度や2度ではないと思いますよ。
売れないとみると、即、大幅ディスカウント
の走りがNIKEで、しかもそれを始めたのが
このクラブ辺りだったと思います。
それで、このドライバーを手にしたゴルファーは
多かったはずです。
が、周りに迷惑をかける以上に、
自分の脳がやられちゃうんですね。
耳から入ってくる凶器音で。
だから、気前よく後輩に譲る。
が、その後輩も凶器音に参ってしまい、
更に後輩に譲る。
それが何度も繰り返され、未だに新たな若者が。
音だけ聞くと、飛んでいるように
錯覚してしまうから、楽しいんでしょう。
が、もうじき自分も脳がやられてしまいます。
ちなみに、前にも書きましたが、
このクラブ、ヘッドスピードの速い方が
打つと、とてもよい打球音になります。