「前の組に遅れるな(プレーファースト)」
「他人に怪我をさせない:打ちこみ他」
なぜ、この2つがマナーとして特に重要なのか?
昨日に引き続き、本日は、
「他人に怪我をさせない:打ちこみ他」について。
これは簡単です。
実際に当ててしまうと「傷害罪で犯罪になるから。」
ですね。
「十五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金」
となります。
場合によっては、損害賠償の請求を受ける可能性も
高いと思いますし、ゴルフ場側としてもこんな
面倒なことに巻き込まれるのは、まっぴら御免です。
従って、ゴルフマナーとはされていますが、
実態は窃盗罪などと同じように絶対にやっては
いけないことなんですね。
その点で、これだけは桁違いのNG事項となって
います。
もう分類が違います。
ただ、「当ててしまうと」という条件付きですので、
「絶対に当たらないショットは除外してもいいのでは?」
という気持ちはあります。
例えば、ロングホールで250ヤード先のグリーンに向けての
セカンドショット。
一般のアマチュアは、3Wを使ってもグリーンに届くことは
ありません。
せいぜいグリーンの20~30ヤード手前まで転がる程度
です。
でも、これも「打ち込み」と考える人がいます。
私が考えるに
「打ち込みは絶対的NG」⇒「それに形が近い行為もNG」
というマナーの拡大解釈が起きていると思います。
近くまでコロコロと球が行ってしまったのは、
単に前のプレーヤーの邪魔になっただけです。
言ってみれば、スイングやパッティングの時に同伴者が
視野に入って邪魔になった等と同じレベルの話で、
マナーとして「やらないように」というだけの話です。
「傷害罪」のようにやったら犯罪というレベルの話では
決してないです。
当然、
「打ち込んで来やがった!」
と、目くじらを立てて相手を罵るような話でもないです。
また、それを待ってましたとばかりにやる相手方の人も
いて、こちらの方がマナーのない人だろうと思います。
いずれにせよ、同じ「打ち込み」といった場合でも、
当たりかねない所まで飛んで来たのか、そうではなかった
のかで、扱いは変えるべきだと考えています。
2022.10.22
マナーはえてして本来の目的から離れ、過剰に
なりがちです。
権威付けの場合が多いですが、同じ仏を拝むのでも、
国によって宗派によって作法が違うという結果に
なっているのはそういう理由からでしょう。
中学の時にあった「先輩に会ったら必ずどこでも
あいさつをすること。」なんてのもそうですね。
元はマナーから発したと思うのですが、いつしか
権威付けになってしまっています。
言われなくても、尊敬する先輩には挨拶をし、
ろくでもない先輩はシカトするというのが普通の
人間としての対応です。
いつも後輩から無視される先輩だとか、軍の上官が
考案したシステムのような気もします。
昨日10/121(金)のハーフ所要時間
もっとも早い組 2:08
もっとも遅い組 2:49
OUT平均時間 2:32
IN 〃 2:32