元々、クラブ組織の場合、発祥はイギリスなのかしら?
と思うんですが、利用ごと1回払いの費用はなく、
一切合切を年会費で支払っていたようです。
運営に必要な経費と、恐らくは利益を乗せた金額を
不公平のないように均等割りで。
ただ、元々は自然発生的なものであったようですので、
統一的なルールはなかったでしょう。
会員にランク分けがあり、ランクごとに年会費も違う
というクラブもあったかもしれません。
いずれにせよ、問題が持ち上がります。
ありがちな公平性の問題です。
予約で埋まってる?
じゃあ、この日は?
えっ、この日も?
でも、〇〇なんて毎週のように使ってるって
聞いてるぞ。
俺なんて年に1回か2回なのに、それでおんなじ
年会費を負担しなくっちゃならねえなんて、
おかしかねえか!
ええ、おかしいです。
よく使う方からすれば、「もっと早く予約すりゃ
いいじゃん」とかはあるでしょうけど、元々が
問題の起きやすい制度だろうと思います。
で、どういう所に落ち着いたかというと、
①一律という点では同じだけど、年会費はぐっと下げる。
(利用特典に応じて年会費に差がある場合もあるけれど)
②年会費とは別に利用ごとに基本料金と実費を支払う。
(ゴルフ場で言えば、プレーフィーと食事代他)
どこで始まったのかは知らないですけど、
多分、ほとんどのクラブでこの制度が採用され、
日本のメンバー制コースもほぼこのパターンです。
2022.2.3
年会費とプレーフィーのバランスは各コースで
さまざまなような気はします。
両方とも高いコース、年会費は安いけどプレー
フィーは高いコース。
或いはその逆だったり、両方とも安いという
コースもあるでしょう。
利用特典に応じてという面で言えば、
多くのコースには、全日会員と平日会員の区別が
あります。
当コースで言いますと、全日会員は土日も含めて
税込6,430円のプレーフィーですが、平日会員の
方は、土日祝は税込み13,330円となります。
ええ、そこそこ高くなってしまいます。
でも、年会費は税込み21,780円で、正会員よりも
14,520円お安くなります。
ですので、土日祝にゴルフをするかどうかですね。
サラリーマンは基本、平日に休みを取ることが
難しいので、正会員を選択せざるをえませんが、
平日の方が空いていますし、イベントもあります。
ですので、平日に来場可能な方は、平日会員を
選択するケースが多いです。
入会関係の諸費用も割安ですし。
また、退職して正会員から平日会員に変更される
方もいらっしゃいますし、土日もということで、
平日会員から正会員に変更される方もお見えです。
各自のニーズによって選択肢があるという点で、
よい制度かなとは思っています。