昨日、
私のホームコースの場合は、15年少々前に買収
された時、メンバーが預託金の12/13カットを呑む
ということが条件でした。
という話を書きましたが、その更に前のケースとして
95%をカット、残る5%を出資金(預託金では
ないため、償還額は0)。
というケースの話を以前紹介させて頂きました。
このケースでは、当然ながら、会員の了承を
得ることが出来ず、「倒産」となったそうです。
メンバーは償還を一切受けられず、買収側は
倒産した会社を買い取って営業という形に
なりました。
で、買い取った会社がホクホクかというと
多分、そうじゃなかったと思うんですよね。
煮え湯を飲まされた元会員がその地域にうじゃ
うじゃいらっしゃいますので、イメージが相当悪く、
その後の経営は大変だったろうと思います。
ひょっとしたら、結局ダメで転売ということに
なったかもしれません。
それで、恨みをあまり買わずに何とか元の会員が
残ってくれる方法ということで、私のホーム
コースの手法が採用されるようになった気がします。
「そりゃないわ」と思う半分、「メンバーとして
やっていけるなら」と思う気持ちもありました。
だからこそ、一定割合の会員の承諾が取れ、
買収が成立したと思います。
また、上記のようにパンクしてしまったのではなく、
経営会社が見切りを付けて手放すという場合も
あります。
最近ではこのケースでの買収が多いと思うのですが、
この場合は預託金を会員に返した上で、別会社に
譲渡という方法も取られるケースがあるようです。
コースの買収条件によってそれも微妙に変わる
のでしょうが、キャッスルヒルさんの場合では、
元々の経営だった㈱マキタが全額返金したと
聞いています。
もちろん、会員の償還条件をそのままに預託金の
償還義務付きで購入という場合もあるでしょう。
近隣コースも2年足らずで大手から別の大手に
転売されましたが、この形なんかなあと?と
思います。
2021.8.4
会員、メンバー側もやみくもに請求し、挙句に
ゴルフ場が倒れてしまうと請求どころか請求先
そのものがなくなってしまう。
結果、焦ると一銭も戻って来なくなっちゃう、
元も子もなくなっちゃうということを「悟った」
という面があろうかと思います。
世の中、似たようなことは多いです。
長い目で見て判断することが大事だと思います。
大体、何事においても焦るとろくなことはありません。
追記 2024.8.9.2
サンベルからメダリオンにとなったのも
ひとえにこのパターンです。
無理だと言ってるのに強硬に迫って来た方々、
忘れられないです。