会員権の暴落期はいろんな人の
思いが交錯した時期でもありました。
購入希望者A
もう買っちゃえ。絶対に底値だわ。
⇒全然底値ではなく、更に下がっていく。
購入希望者B
もう少したてば、もっと安くなる。
⇒どんどん安くなるため、いつまで経っても
買い時が見つからない。
売却希望者A
どっかで反騰するから、今は我慢の時。
⇒ひたすら下落。大損に。
売却希望者B
もう見切って売っちゃうしかない。
⇒それでも大損。
さらに下落を加速させる。
会員権業者
買い時ですよ。売り時ですよ。
⇒両方から手数料が入り、ウハウハ。
ゴルフ場
⇒書替え手数料が入り、ウハウハ。
皆さんが「底値」と思った
タイミングはいくつもありましたが、
過ぎてみればそのほとんどが幻でした。
そして、来場者が減ってゴルフ場は苦しい、
倒産したコースがいくつも出ているとは
言うものの、
この時期に書替え収入、そして、新規入会
手数料で潤ったコースは相当数に上ります。
2019.9.11
実はそれは今も続いていて、
会員権の取得額は30万円だけど、
名変料は100万なんてコースがゴロゴロ
あります。
30万円は元の所有者に行きますが、
100万円はコース側に行きます。
来場者1人の売上げは平均で1万円程
ですから、純利益で100万円というのは
相当大きいです。
ちょっと考えれば、わかりそうな
部分ですが、こういった部分も表の話に
出てくることはまずないです。
そして、メインの収入源ではありませんが、
年会費収入等と並ぶ、柱の1つではあります。