③のタイプは自分の欲得よりも自分がこうあるべき
と思うことを優先しますので、一見、良い人にも
見えますが、そうとも限りません。
以前、私は別のコースのメンバーであったことが
あり、そこの月例に参加した際の出来事。
ティショットの球が明らかに深い山の中へ。
OBとして、プレ4を使おうとすると、
「本当にOBだったのかを確認する必要がありますので、
球を探しましょう。
3分探しても見つからなかった場合にプレ4を。」
本当にそんなルールがあったのか、今でも
判断がつきませんが、その人が譲りませんので、
皆で深く険しい山の中へ。
「見つかるわけねえし、OB以外の何物でもないん
だから、探さんでも。
プレーも遅くなっちゃうし。」
と、他の3人は全員思っていたと思います。
まあ、結局、球は見つからず、プレ4を使用しての
ゲーム再開となりましたが、OBが出るたびに
この繰り返しでした。
そのため、その後の月例では同伴に彼がまた
いやしないかといつもビクビクしていました。
信じる自分なりの倫理がどういうものかで、
毒にも薬にもなります。
歴史上の人物だと、松平定信が典型のような
気はします。
彼は決して私利私欲に走って寛政の改革を断行
したのではないと思います。
でも、彼の信じる倫理に従って突き進んだけれど、
結果として必ずしも世の中がよくなったわけでは
なかったということでしょう。
これは、
多分、これの2位に当てはまるような気がします。
でも、自分は優秀だと思ってるし、私利私欲はない
ため、周りも手が付けられないというパターンです。
空回りしてどんどん業績を下げる経営者に多い
パターンでもあります。
2022.2.24
松平定信、確かに人相は悪くないです。
でも、頑固そうなんですよね。
年老いてからの右側の肖像画では特にそれが顕著です。
頑固ってのは自分に優位性があると思っている
証拠でもあって、自分より下位だと思っている人の
意見などは聞きません。
ですので、逆にいくら頑固者でも権威にはすぐに
ひれ伏しちゃいます。
「空回りしてどんどん業績を下げる経営者」も頑固で、
社内の意見には全く耳を傾けませんが、偉い人の
書いた本だとかその内容はすぐに信じ込んでしまいます。
まあ、自分では目利きが出来ないからブランドに弱い
ということですが、本当によくあります。