そもそもコストを抑えるということが重要なのか
という問題もあります。
「企業は人なり」という言葉があり、これは本当に
そうだと思いますし、経営者自身もよく引用する言葉
だろうと思います。
でも、人件費を払う段になると、それは「必要経費」
という感覚ではなく、「コスト」であり「損失」、
出来る限り抑えたい、抑えるべきものとなります。
その結果、その「人なり」がその企業から逃げ出して
しまうことや、叩き出されてしまうことも、多分、
日常茶飯事でしょう。
その代表的な例がゴーン氏と日産だったように思います。
ゴーン氏は確かに業績を回復させました。
まさに「V字回復」です。
でも、他の数値を見てみるとどうか?
本来の利益を生む柱である販売台数は、ゴーン氏の
時代に下がり続け、トヨタは遠く離れ、ホンダにも
抜き去られました。
つまり、ゴーン氏は単なるコストカッターであり、
一番大事な商品開発の向上には失敗し、コストを
カットすることによって、利益を出しただけです。
コストをカットされた中には、日産の退社対象に
なった人、給料の減った人、納品価格を下げされ
られた下請け業者もいるでしょう。
つまり、そういう非常に多くの犠牲の上に、「V字
回復」という勲章で、彼と彼の取り巻きが巨額の
報酬を手にしたというだけのことという気がします。
能力的に実現できなかったというケースもあるで
しょうが、コストを抑えるために品質を抑え、落ちた
品質はデータ偽造で補うというケースもあります。
コストを抑えるため、目に見えない部分の工事は
手抜きをし、橋が崩壊する、マンションで水漏れが
発生するというケースもあります。
私の住むマンションでも目に見えない部分の手抜き
工事が発覚し、ここ4年ほど大騒ぎだったんですよね。
「コストを抑える」ということは、実は誰でも思い付く
幼稚なことで、それを金言のように崇めて至上とすべき
ではないと思います。
必要なコストカットの努力は必要ですが、
それそのものを目的にしてしまうと必ず害が出ます。
多分、ゴルフにおけるそれも同様です。
2022.5.29
昨日5/28(土)のハーフ所要時間
もっとも早い組 1:44
もっとも遅い組 2:34
OUT平均時間 2:19
IN 〃 2:16
昨日は土曜なのに、めちゃスムーズでした。
ここ最近、非常に順調でありがたいのですが、
毎日、「今日は大丈夫かしら?」と思っています。
いつなんどき、3時間プレーヤーが来場されるかは
わかりませんので。
天災と3時間プレーヤーは忘れた頃にやって来ます。