年間、何万人もの方が来場されるのですから
メンバーさん、ビジターさんを含め、
いろんな方がいらっしゃいます。
マスター室はその最前線で
お客様と向き合います。
フロントやレストランもそうですが、
マスター室と比べれば一瞬です。
基本、お客様商売ですから
ご機嫌大事にならざるを得ないのですが、
お客さんのご機嫌を損ねるのが他のお客様
というケースが多々ありますので、
マスター室は大変です。
フロントでも受付・精算時の割込み行為は
他のお客様が原因となるトラブルですが、
マスター室はそれが圧倒的に多いです。
典型的な例はスロープレーです。
ハーフ3時間を超えてしまうような組がいれば
後続のお客様からはクレームの嵐です。
そして、その遅いお客さんに声をかける
マスター室の担当者も本当に辛いのです。
申し訳ありませんが、お急ぎ下さい
とせつかれ、
どうもすみません。急ぎます。
と、気持ちよく答えてくれる方は
少ないと思います。
そして、遅い方は基本遅いため、
急ごうというお気持ちを持って頂いたとしても
カバー出来るほど劇的には早くはなりません。
結果、気が引けても何度も何度もお願いする
ということが発生してしまいます。
前のパーティへの打込みも完全にそうですね。
キャディがいる時にキャディが
まだ打たないください。
と言っても、
大丈夫、大丈夫で打ってしまう
⇒やっぱり打ち込みになる
⇒キャディ、慌てて駆け寄って平謝り
ということもあります。
そして、マスター室へは
キャディがついているのに打ち込まれた
というクレームが届けられます。
喫煙もまたそうですね。
遠く離れたフェアウエイで
喫煙されているお客さんがいても
ティグランドにいる別のお客さんに
煙が流れていくわけではありません。
ただ、マナー違反を見ると腹立たしく感じる
ということはあると思います。
中国や韓国での子供が電車内で排泄行為をした
というニュースに近いものがあります。
直接匂ってくるわけではなくても
それを見た周囲の人の感じる腹立たしさは
ご理解いただけるでしょう。
そんなクレームもマスター室に届けられ、
なかなか直接そのお客様に言うことも難しく
館内ポスターがベタベタと
貼られることになります。
ゴルフは他の方々に対する心配り
で成立するものでもありますので、
皆さま、よろしくお願いいたします。
2018.3.12