GROSS勝負の頂点がクラブ選手権であれば、
NET勝負の頂点を競うのが理事長杯であり、
春先に実施するコースが多いようです。
当コースは今日がその決勝だったのですが、
昨夜来からの大雨で、コースはビショビショ、
風もビュービューという状況でした。
来場する出場者が口々に
今日やるの?
延期にしない?
今からキャンセルしてもいい?
と言いながら受付をされている同時刻、
コース内は整備に追われていました。
左側は8番のティーグランドの整備中、
右側は16番のカップ切り直しとグリーンの整備中です。
9番では、クリークを超えてすぐの所、
グリーンの右側のフェアウエイに
水が溜まってしまっていますので、
これから栓を掃除します。
(枯葉が栓を覆い、水が抜けなくなってしまっている)
そして、こちらは6番ショートのバンカーですが、
このように大きな水溜りが出来てしまっているホールが
何か所もありました。
急きょ、支配人とマスター室の電話協議が始まり、
競技委員長にも確認を取り、水溜りに玉が入り、
どこに玉があるのかわからない場合の処置
について臨時ローカルルールの作成を行います。
これがないと、バンカーに入った玉の多くが
ロストボールとなってしまい、
競技上、公平ではなくなってしまいます。
その後は雨も止んできましたが、
ひどい風とカジュアルウォーターだらけの
フェアウエイに悩まされ、
スコアがとんでもないことになっていました。
片手シングルなのに100叩きされた方、
シングルなのに思わず110番に
電話をしてしまった方、
などなど大変な理事長杯となりました。
途中経過はB紙に書き出され、
マスター室前に掲示されますので、
出場者ではない方々もスコアを知ることになり、
参加者の方々は口々に、
こんな恥ずかしいことは止めてくれ
と悲鳴をあげていらっしゃいました。
それでも優勝される方というのは、
天を味方にするのか、
素晴らしいスコアで回られるんですよねえ。
まだ最終結果が出ていませんが、
予選・決勝合計2.5Rのうち、
残り0.5Rの時点で2位に12打差とし、
初の優勝がほぼ確定しつつあります。
2018.4.4.15
多分、こんなにスコアが悪いのは
未だかつてなかったと思います。
出場者の方の話では、球が風で持っていかれ、
OBになるケースが非常に多かったと。
以前、フルバックから一緒に回らせて頂き、
76の快スコアを叩きだされた方も、今回は100叩きの刑に。
信じられませんでした。
そして、その方は
「しばらく、練習を休みたい」
と、疲れ切ったご様子でした。