つまり、パフォーマンスの差を金額で
調整しているから、コスパはどのコースも
概ね同じということになります。
と、申しましたが、これは平均的には
という意味です。
個人レベルで考えれば、コスパはその人
ごとに変化しますので、その人前提の
コスパは他人には通用せず、
他人にアピールしても何の意味もないです。
コスパを持ち出した所で、
普遍的な結論を導くことは実際には
出来ません。
と書いたのはそういう意味です。
同じ1万円でも人によって既に価値が
違います。
所得の違い、小遣いの違い、老後への
心配に関する楽観度の違い等、
いろいろあります。
あるコースに行くのに、人によって
交通費・所要時間も違います。
プレー代が安いからと言って、
ガソリン代と高速代を大奮発される方も
いらっしゃいます。
逆に、多少高くても、近場のコースにしか
行かない人もいます。
多分、こういう人の方が多いです。
所要時間のコスト換算も人によって
大きな差があります。
いろんなことをしたい人にとっては、
すごく気になる部分でしょうし、そうでも
ない人もまたいらっしゃるでしょう。
コースと対決するつもりで行ったら
簡単なコースであったということですと、
その人はそのラウンドにあまり価値を
見出せないということもあるでしょう。
逆に、良いスコアを求めに行ったのに、
えらく難しいコースに行ってしまったら、
腹が立つだけで、満足度は低いでしょう。
下手をすれば、失くしたボール代まで
コスト算定に入れられかねません。
ゴルファーだけでなく、ゴルフ場側の
要素も日々変化するため、更に普遍性は
なくなります。
それは次回に説明します。
よく行く人は百も承知のことなんですが。
2020.2.8
「コスパ」、なんか流行り言葉ですね。
だって、若い人もよく使ってますので。
若い人は前の世代の流行り言葉は使いたがり
ませんから、今の若い人が使っているという
ことは新しい流行りという気がします。
そして、間違いなく世間一般ではそんな
に大昔から使われている言葉ではないです。
元は、企業とかのいわば専門用語だと
思うんですが、やっぱ使いたくなる
言葉なんでしょうね。
持ち出すだけで、ちょっと頭がよさそうに
見えるってとこが受けてんでしょうか?
縮めないでそのまま
”cost performance”と極力、原音っぽく
発音してみて下さい。
なんか偉くなったような気がしません?
「そんなん、コスパがメチャ悪いじゃねえか」
と叱られた若い人が、しばらくすると自分で
発明した言葉かのように「コスパ」「コスパ」
と連発しているのを見たことがあります。