今回は、タイトルをお読み頂ければお判り頂けます
ようにゴルフ場運営側視線のお話です。
ゴルフ場も公共事業ではありませんので、収益度外視
ということはないです。
むしろ、収益向上がもっとも大きな課題となります。
で、収益を目指すということであれば、古来取られて
きた代表的な手法は次の2通りでしょう。
①薄利多売
古今東西、既に形成されたマーケットに参入する
場合に一番多く取られ、成功しやすい方法です。
ゴルフ場で言えば、他には目を瞑っても、ビジター
料金の安さで勝負ということになります。
メンバーよりもビジターの方が数は多いため、
ゴルフ場経営にとっても有効な戦略だろうと思います。
②隙間戦略(ニッチ戦略)
全てのお客様に来てもらおうと考えるのではなく、
ターゲット層を絞り、その層の中で圧倒的な
シェアを獲得することを目指すものです。
ゴルフ場は、元々、メンバーを集め、その中で運営
というスタイルですので、元々はこの範囲で圧倒的
シェアを獲得すればよいとなります。
ただ、元々の英国のようにメンバーは貴族で、
運営資金が足りなければ足りないだけ寄付なりして
くれるというわけではありません。
預託金の償還もあるため、メンバーだけに頼らない
営業戦略が日本のゴルフ場には求められます。
私の想定する日本のゴルファーを大きく分類すると
こうなります。
①薄利多売という場合は、当然、「ビジターB」をどう
取り込むかとなります。
が、②隙間戦略(ニッチ戦略)の場合は?
2023.3.1
物の価値なんてようわからんけど、高けりゃ間違いは
少ないだろうし、見栄えもいいだろうという客層も
存在します。
そういう顧客層に対しては、ちゃんと超高級店だとかが
存在します。
品質の良しあしではなく、値札が高ければ高いほど
それらの顧客にはアピールされます。
でも、これ、薄利多売の商売と非常に似ています。
こちらの場合は、品質の良しあしではなく、値札が
安ければ安いほど訴求力を持って来ます。
ただ、実際には、両者は混在するんですよね。
日用品はなんでもいいから安い方がいい、でも、
長期間使うものは、お金を惜しんではいけないとか。
人間はみんながそれぞれいろいろ考えますので、
なかなか正解は見つかりにくいです。
ボールもすぐになくす人は安い方がいいと思うで
しょうし、なかなかなくさない人は一番高いボールを
というケースも多々あるでしょう。
そのため、ボールだけでも値段のピンキリがあります。