A 電話勧誘を止め、勧誘行為を一切しない。
この戦略の前提になるのは、
「メンバーさんがサンベルを気に入って知人に
メンバーになるよう説得してくれるのか?」
という部分です。
そういう気になって、かつ、説得してくれないと
全てが崩れ去ります。
それこそサンベルが「潰れ」ます。
そのため、いろんなことをしました。
比較的早期にカートナビを導入したのもそうですし、
競技関係の見直しを行ったことも大きかったと思います。
その結果、競技への参加者が倍以上に増え、競技枠を
増やしても増やしても追いつかないということが、
ここ3年ほど続いています。
新規の競技も3つ作りました。
その1つが「サバイバル選手権」ではあるのですが。
他にもいろいろありますが、中でも、次の2つは大きかった
かもしれません。
①メンバータイムの中に入って、メンバーさんとラウンド
をする機会を設けた。
(これは自腹でラウンドしています。)
②競技のスタートに立ち合い、メンバーさんと話す機会を
設けた。
1ラウンド、6時間ほどを一緒に過ごせば、クレームを
含めていろんな話を聞くことが出来ます。
お聞きしたクレームをすぐに改善に生かせば、また
別の話を教えてくれやすくなります。
スタートの立ち合いでは、「1人:3or4人」ですので、
メンバーさん側は言いやすいという状況が生まれます。
また、それでメンバーさんも私の顔を覚えて、クラブ
ハウスで会った時などにもいろんな話をしてくれるよう
にもなりました。
そんな雑談の中で、
「ねえ、今、サンベルっていくらで入れる?
連れが入りたいって言ってんだけど。」
という話が出るようになって来たんですね。
結構、頻繁に。
2023.3.12
「サンベルが潰れる」
思えば、前の営業担当者も当時の社長も電話勧誘
を続けなければ、いやいやそれをもっと強化しないと
そうなってしまうと言っていました。
そういう理由で、勧誘電話の制度を続けさせて
いましたが、私は逆にこんなことを続けていると
本当に潰れてしまうと思っていました.
だって、メンバーさんからは、
「俺が連れてきたお客さんになんで勧誘電話を
かけるんだ?行くたんび、時間を構わずに。」
ビジターさんからは
「行くたんびにあとで勧誘電話をかけて来る。
そんなコースねえぞ!」
そういうクレーム電話がしょっちゅうあったんですね。
私もそういう電話を受けたことがありますし、
お宅へ謝りに伺ったこともあります。
「何で俺が?」とも思いましたが、そういう電話を
一番受けていたのはフロントの女性陣で、若いスタッフは
「本当にヤダ。」といつも嘆いていました。
最悪の事態を招かないために絶対にやってはいけないこと
⇒逆に強行(そうならないようにという大義名分を掲げ)
⇒必然的に破滅へと向かう。
太平洋戦争もその1つかと思いますが、そうなる場合は、
必ず権力者が強引にそれを推し進めています。
多くの下の者たちはたいてい「ダメよ~ ダメダメ」と
思っています。
そして、そういう経緯は後で必ずバレます。
ニュースになるような企業の不祥事も基本的には
みなそうです。