今の時点で考えるとですが。
新型コロナ禍のような突発事項だとか、
想定外の事態が発生するとどうなるのか
という部分はありますが。
①これ以上、ゴルフ場の新規開場はまずない
特殊なコース、例えば、スーパーリッチな
コースとかは、人口密集地帯で可能性が
残ります。
ただ、「残りますけど」というレベルです。
一方で格安コース。
今は多くのコースがその状態と言えます。
さらに安いショートコースは苦戦続きであり、
新規開業は考えにくいです。
②人口数に応じたゴルフ場数に落ちつく
人口に比べてゴルフ場数の多い地域は
まだまだ危険な状態が続きます。
元々、過疎地域は土地取得費用が安くて、
多くのコースが開業したという背景があり、
過当競争になりやすい構造だったと言えます。
会員権が投機対象でしたので、場所とかは
関係なく、「ゴルフ場が出来るげ~な」
だけで会員権が飛ぶように売れたんですよね。
ゴルフ場の倒産が多発と報道されるのも
それは人口の少ない地域での話です。
愛知県では、経営の入れ替わりがあっても、
太陽電池だらけになっちゃったという
コースはありませんし、今後もしばらくは
考えにくいです。
③ゆとりのあるコースはビジター料金の値上げに
未だに会員権が高い、名変料も高い、
年会費も高く、メンバー数も十分という
コースが該当します。
強気の姿勢となりますので、
「この値段でいいなら、予約を受けるよ。
高い?なら止めとけば?」
となります。
名門コースなどがそうです。
そうでない多くのコースは、近隣コースや
立地条件を考えて、ビジターフィーを
あれこれ策定します。
メンバーの方がメンバーとして一番嫌がる
のは、メンバーなのに予約が取れない
ということです。
そこの部分を十分加味してということが、
根底にはあり、安くし過ぎてメンバーが
予約を取れないという事態は避けます。
それでも格安プランを出すコースは、
メンバーのことをあまり考えていない、
メンバー数が元々少ない、
メンバー数は多いけど来場数は少ない
のどれかでしょう。
2020.6.8
先のことをセンセーショナルに煽り、
説得力があるように見せるケースは、
多々あります。
経済紙、TVが得意とする所ですが、
たいていそうはなりません。
都市銀行が10いくつもあった時代、
「護送船団方式が終わり、潰れる銀行が
多発する」
という説がまことしやかに囁かれました。
が、合併こそ多くあったものの、潰れた
銀行など聞いたことがありません。
ゴルフの2015年問題もそうでしたし、
2025年問題も言われていますが、
多分、同じ運命になります。
何とかなる方法がそのつど、選択されます。
日本の人口減は脅威ですが、
脅威であるがゆえに、移民が増えることに
なると思います。
それを好まない人も出てくると思いますが、
止めることは出来ません。
来たい人はいくらでもいますし、
超長い目で見れば、人類はみな混血します。
日本人、外国人、何て言ってるのは、
長い目で見れば、多分、過去と今だけです。