総工費 :150億円(立地によって変動大)
総工費償還期間 :30年
人件費1日 :40万円(20人×2万円で計算)
平均来場者数/日:100人
これで計算をすると、プレー代を1人17,699円とすると、
ちょうど収支が「0」になります。
ただ、ここには、
「租税類」「カート他の運営費」「電気代等諸経費」
「営業費」等は一切入っておらず、食事もなしとした
場合の数値です。
そもそも営業する側の「利益」も入っていません。
従って、ある程度の儲けを出し、諸費用も含めますと、
最低でも1人2万円、3万円のプレー代でないと、
ゴルフ場はペイ出来ないんじゃないかなあと思います。
「上の話が事実なら、メンバーはメンバーフィー、
ビジターは平日なら1万円前後で出来てるのは
おかしいじゃん。」
という疑問は当然ながら出てこようかと思います。
その理由として、大きなものは2つあります。
総工費の多くは預託金で賄われており、その全部を
どんどんと償還しているわけではないから。
倒産だとか経営譲渡していないコースは、ほぼ確実に
償還金の問題を抱えています。
預託期間の延長だとか、抽選制で順番に償還という
コースは多いです
そのため、償還金の返還を待ってもらっている分、
安いプレーフィーを維持することが出来ているという
面がまずあります。
倒産したコースを買取り、または買収し、その費用が
当初の総工費よりもかなり低い価格だったから。
この場合は、そのコースのメンバーだった人にして
みれば、預託金がパーになってしまっただとか、3%
とかになってしまったというケースが相当数出ます。
そのため、言ってみれば、預託金で泣いた多くの方々の
涙のお陰で、今、多くの人達が安くプレーを出来ている
という面もあります。
(その中には、私の涙も多少は入っています。)
2023.4.24
預託金と言ってもかつては何千万、何百万でしたので、
今とは桁が違います。
今は言ってみれば、新しくコースを作るために預託金を
集めているわけではないので、このぐらいの金額でも
メンバーにどうぞという時代です。
メンバーになって頂き、固定客を増やしたいという
戦略です。
ただ、需要が高まれば、いつでも価格が跳ね上がる
下地はあります。
今さら、新しいコースを作ろうという物好きな方は
まずいらっしゃらないでしょうし。