総工費 :150億円(立地によって変動大)
工費償還期間 :30年
人件費1日 :40万円(20人×2万円で計算)
平均来場者数/日:100人
これで計算をすると、プレー代を1人17,699円とすると、
ちょうど収支が「0」になります。
ただ、ここには、
「租税類」「カート代金・運営費」「電気代等諸経費」
「営業運営費」等は一切入っておらず、食事もなしと
した場合の数値です。
そもそも営業する側の「利益」も入っていません。
ここまでは昨日に記載した内容ですが、ゴルフ場は、
1ホールだけでサッカーコートを何面も取ることが出来る
ほど、広大な面積があり、それを全て整備しています。
しかも、グリーン、フェアウェイ、ティーイングエリア、
ウォーターハザードと、それぞれ別に。
ですので、やっぱり運営費にも大きなコストがかかる
んですね。
総工費:150億円という数値にしても、今、本当に
その金額で出来るのか?というと疑問があります。
平均来場者数/日:100人については、もちろん地域差は
あります。
過密地域は当然もう少し多いでしょうし、過疎地域は
当然もう少し少ない数値になります。
季節的な要因もあり、冬はやっぱり少ないですが、
なんと言っても雨ですね。
200人ぐらいの予約が入って喜んでいたら、雨予報
一発で、予約はたちまち雲散霧消となります。
4/15の土曜などは、予約は満員でキャンセル待ちも
多数という状況でしたが、雨予報が出て、実際に当日は
雨が降り、最終的に来場者は「1組3人」となりました。
ですので、平均で100人という数字でも、多いぐらい
かもしれません。
いずれにせよ、今はメンバーになるにしても、ビジターと
してプレーするにしても、空前絶後の低価格です。
これがいつまで続くかですね。
ゴルフブームを受け、相場が反転してきたかなという
実感はありますが。
2023.4.25
ゴルフプレーに対するクチコミで書かれがちな
「コスパ」という考え。
これに対して、私はかなり否定的な意見をこれまで
述べて来ました。
ゴルフ場の建設コストや運営コストから考えた場合、
今の平日1万円前後、土日祝でも2万円以下という
数値はでたらめに安いんですよね。
それを、「この金額ならこうなってなくっちゃ」とか
数値を出せるわけのない当の本人だけの個人感覚を
基準に「コスパ」「コスパ」。
本当の意味で「コスパ」という場合、今のゴルフ場は
ほとんどのコースは「コスパがめちゃめちゃいい」と
思います。
ゴルフを楽しむためには、もともとある程度の金額が
必要です。
その金額でゴルフをしようとするのか、回数を減らす
のか、或いは、やめとくのかは、コスパとは関係の
ない各個人の感情と懐具合との兼ね合いの問題です。