総工費 :150億円(立地によって変動大)
工費償還期間 :30年
人件費1日 :40万円(20人×2万円で計算)
平均来場者数/日:100人
これで計算をすると、プレー代を1人17,699円とすると、
ちょうど収支が「0」になります。
ただ、ここには、
「租税類」「カート代金・運営費」「電気代等諸経費」
「営業運営費」等は一切入っておらず、食事もなしと
した場合の数値です。
そもそも営業する側の「利益」も入っていません。
ここまでが過去2日間と共通する部分です。
昨日末尾に書いた
数値を出せるわけのない当の本人だけの個人感覚を
基準に「コスパ」「コスパ」
これは1,000円前後で販売されることの多いラーメンで
例えると、わかりやすいかもしれません。
安売り競争が止まらずに、300円とか500円で販売されて
いると仮定します。
300円とか500円では、通常出せません。
そのため、家賃支払い義務(ゴルフで言えば、預託金
支払い義務)を「待って下さい」と頼み込んでようやく
その料金で提供可能。
或いは、総工費数千万円かけて作った店舗を何らかの
理由で、数十万円、数百万円で取得できたため、
300円等で提供可能に。
(ただ、さすがに300円では薄利多売に走らざるを得ず、
メチャクチャ混み、並びも半端ない。)
そういう状況下で、来た客が
「このスープで400円は高いわ。」
「これで500円取るなんてコスパ悪すぎだわ。」
「300円でコスパはいいけど、こんなに待たせる
なんて、客入れ過ぎだわ。」
と、言ったりクチコミに投稿するようなものかと。
コスパの本来の意味を知らずに単に高い安いという
個人的な感覚で「コスパ」という単語を使って
しまっています。
本当のことを言えば、企業が社内留保に金を注がず、
もっと社員に給料を渡していれば、日本社会も、
各家庭も、もうちょっと上手く行っていたと思います。
もちろん、ゴルフ場も。
「社内留保を」「社内留保を」と各経営者に勧めていた
コンサルがいたとしたら、彼らこそ、日本国民にとっての
極悪人です。
だって、所得が単純に倍になっていたら、プレー代が
2万円にしても、今の1万円の感覚でやれてたはずです。
ゴルフ場はバブル崩壊、デフレの影響をもろに受けた
と言えるかもしれませんが、一時、ゴルフ場を作り過ぎた
ということもあります。
徐々に適正数に近付き、それにつれて料金も上がって
来るのではないかなあと思っています。
2023.4.26
ここまで下がったから、ゴルフが身近になり、
サラリーマン層もメンバーになれるようになった
ということはあります。
私だとか、私のゴルフ仲間なんてそのほとんどが
その恩恵でコースメンバーになれています。
バブルの最中、東三河でもっとも会員権の安いコースで
さえ1,400万とかに跳ね上がった時には、「もう一生、
コースメンバーにはなれないな。」と思いました。
それがメンバーになり、週一でゴルフを楽しめている
なんて夢のようです。
知人にも多数のメンバーがおり、同伴者探しに苦労する
こともないですし。
仮に、コースメンバーになれず、土日祝のプレー代が
かつてのように3万円だとすると。
それでも、なんとか小遣いを貯め、月1回、それが無理
なら、2か月に1度のラウンドを考えていたでしょう。
趣味の話ですので、コスパうんぬんは考えてないと
思います。やりたいか、そうではないかだけです。
ちなみに「客入れ過ぎ!」という来場した人からの非難。
「あんたもそれ(安値)で来たそん中の1人やん。」と、
いつも思ってしまいます。