これは運動部に在籍した人なら納得しやすい
かもしれません。
多分、エースだとか「メチャ上手い」と思われる
人から、あまり教えてもらったことはないんじゃ
ないでしょうか?
最上級生になってもレギュラーになれない、
最上級生ってだけで何とかレギュラーになってる
人こそ、いろいろ口やかましく言ってくる。
「そんなんじゃダメだ、こうだ。」とか。
でも、それって多くの場合、自分が気を付けて
いたり、下手すりゃ自分が指導を受けたことを
丸写ししているだけです。
教えようとする相手の特徴、技術レベルなど、
知ったこっちゃなしに押し付けてきます。
「守破離」という教えがあります。
ネットでは次のような説明が載っています。
「剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。
『守』は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、
確実に身につける段階。
『破』は、他の師や流派の教えについても考え、
良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。
『離』は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを
生み出し確立させる段階。」
ゴルフは各自それぞれで、筋力・体格・
身体の特性が違い、人によって打ち方が
違う方が道理です。
ですので、せめて『破』の段階まで、到達
しないと上手くなれないという気がします。
でも、教える人は多分『守』にこだわり、
下手をすると、
『破』『離』の段階に到達している人に、
『守』を強要している場合さえあると思います。
そして、その人自身はまだ『守』の段階に
いる人ですから、そもそもがたいして上手い
わけがないです。
2021.6.29
人が別の人に教えているのを見ると、
心の痛むケースが多いです。
特に、初心者が中途半端な経験者に教えて
もらっているケースです。
「ゴルフ地獄に嵌まる人がまた生まれる」
と思ってしまいます。
「ゴルフ地獄」という言葉だけで言えば、
ゴルフに熱中している人もみな、そうと言えば
そうなんですが。
耳を傾けたくなるのは、お上手な人が更に
お上手な人に請うて細かな部分を教えてもらって
いる時ですね。
そっと耳を傾けたくなります。
「破」の段階の人が、「離」の段階に向かおう
としているのかもしれません。
また、「破」だとか「離」の段階の人が初心者を
自分から教えようとしないのは、何を教えれば
いいのかわからないという面もありそうです。
ダメな所が多すぎますので。
結果、「守」の段階の人がやたらと教えたがる、
場合によっては、「破」だとか「離」の段階の人
にまで手を伸ばしてしまうという気はします。