カートナビが導入されているコースにおいては
という前提がありますが、カート操作の適切な
方法というのは、その登場により変化しています。
リモコンでカートを操作する人はそれを考慮して
操作する必要があり、打込まれ防止だけを考えた
場合、
①カートナビなし
カートまたはプレーヤーの最低1名が後続の組
から見える位置に。
②カートナビあり
カートを後続の組から見える位置に置く必要が
ない。
基本的にスムーズな進行を考えると、カートを
プレーヤーの後ろには置きたくないです。
後方に置くと、わざわざ後方に戻ってカートに
乗り込もうとするプレーヤーが発生してしまい
ますので。
「カートをプレーヤーの前に置くな。
視界に入って邪魔になる。」
という意見もありますが、そんなのは自分の意に
沿わせようとする人の取ってつけた嘘っぱちです。
カートはほぼ確実にカート道の上にあり、カート
道はほとんどそのホールの一番隅を走っています
ので、ほぼ視界には入りません。
もっと言えば、ツアーではラフにずらりとギャラ
リーが立ち並んでおり、アマ以上に集中力を求め
られるプロで「邪魔!」というプロもいません。
ですので、カートは基本的に打つ人のやや前に
停めることが求められます。
こんな感じで少し前に置き、赤・紫の人が乗り
込んだら青の人の前、ピンクの人の前にと少し
ずつ動かし、後戻りする人がいないようにします。
ただ、ショット地点がブラインドになる場合、
4人全員が後方から見えないというケースも存在
します。
そんな時、以前は進行上は非効率でも打ち込まれ
防止のために、カートを後ろの組から見えるギリ
ギリまで下げておく必要がありました。
が、カートナビのある現在では、見えなくても
ティショットが届かないギリギリまでカートを
前に進めておくことが可能です。
この辺り、進行のスムーズさ向上にかなり貢献
していると思います。
リモコンを持つ人がそういう操作をしないと
意味がないですが。
2029.10.3
「カートを打つ人よりも前に置く」という措置、
実は次のようなことを防止することにも役立ちます。
①クラブを持たずにボールの位置の確認に行き、
確認してからクラブをカートへ取りに戻る人。
②クラブを持って行ったが、距離が合わずに
クラブを取替えにやたらとカートへ戻る人。
③元々、実力に見合ったボール数をポケットに
入れておらず、ボールを取りにやたらとカートへ
戻る人。
彼らは自分の打つ位置の最短にカートを停め
たがり、最短であるがゆえにやたらカートへ
戻ろうとします。
「そこそこカートを前に進めてしまう」という
操作を通常の措置にすると、彼らのそういう
行動は徐々に是正されて来ます。
人間、面倒くさいこと、ゴルフで言えば余分に
歩くことは誰でも嫌がりますので。
そして、その結果、進行がそれまでよりも
スムーズになりますので、そういう措置の
取れる人にリモコンを持たすべきです。
くれぐれも自分の最短位置にカートを置こうと
する人にはリモコンを持たすことのないように。