こんにちは。
ゴルフ場運営の世界的権威、かつ、日本人ゴルファー
研究の第一人者、YORK MINEです。
今まさに続々と実施されているのですが、経費増加
に対し、それに対抗すべくの売上げ増加対策は、主と
して次の3つです。
①来場者を増加させる。
②年会費を上げる。
③プレーフィーを上げる。
①来場者を増加させる。という方法は、現在の
来場者数が極端に少ないのであれば、一番、
効果的な方法になります。
でも、そこそこ来場者のあるコースでこの手法を
取ると、これまでも頑張ってその来場者数にして来た
わけですので、新たな方法はなかなか難しいです。
手っ取り早いのは、プレーフィーを下げることですが、
それをすると単価が下がり、売り上げ増の効果は
それほど大きくないというケースも考えられます。
歓迎しないビジターが増えるかもという部分も
懸念されます。
場合によっては、メンバーフィーとビジターフィーに
大きさ差がないなんてことにもなりかねず、そうなれば
メンバーさん大騒ぎになります。
で、多くのコースで取られたのが、②か③です。
②年会費を上げる。
という例では、ざっと言えば、3万円を6万円に、5万円を
10万円にというケースを聞きます。
が、これ、個人メンバーには相当きついんですよね。
財布の面でも、値上げ幅の額が精神に与える影響面からも。
経費で支払っている事業主さんとか企業系の方々は、
そこまでのショックはないかもしれませんが、現在は
企業でも経費削減が特に叫ばれています。
いくつもの会員権を所持している企業が年会費負担軽減の
ために、会員権を整理するという動きも実際にあります。
結果、この手法は、メンバーさんの退会申し出が殺到
しかねないものであり、基本的にはやるべきではないと
私は思ってます。
値上げはしてないけれど、消費税が上がってその分、
ちょっとずつ上がって来たという過去の例もありますし、
この先もそのパターンは続くでしょうし。
「うちは法人メンバーだらけ」というコースでは効果が
大きいでしょうし、退会の動きもそうそう出ないでしょう
けど。
つづく
2023.4.16
「世界的権威」、「第一人者」という言葉はテレビなど
でよく使用されますが、あれらはぜ~んぶ自称、または
TV局が箔付けのために勝手に言ってるだけのものです。
某国営放送が好んで使用しがちですが、それを認定して
いる機関など、世界のどこにもないんですけどねえ。
あるとしたら、その放送局だけです。
同業の研究者などは、その言葉を聞くたびに苦々しく
思っているかもしれません。
さて、来場者がそこそこあるケースでの①のケースの
裏ワザは、メンバー来場を減らし、ビジター来場を増やす
ことです。
でも、これ、バレたらえらいことになります。
聞いた話だと、
メンバー
「明日、空いてる?」⇒「一杯です」の返答。
そのメンバーの隣にいたビジター
「明日、空いてます?」
⇒「空いていますので是非どうぞ。」
そのメンバーは激怒し、彼の電話を取って、
「今、一杯って言われたばかりのメンバーの〇〇
だけれど、ビジターには空きがあるっちゃどういう
ことだ!」
その激怒具合が他のメンバーにも伝わり、コースに
とっては致命傷となります。
この話は、以前にも書きましたが、私のホーム
コースのメンバー間に伝わる、伝説的な話です。
もう、延々といつまでも語り継がれます。