ゴルフ場運営の世界的権威、かつ、日本人ゴルファー
研究の第一人者、さらに、業界有力ライターのYORK
MINEです。
売上増の方策として、次のものを挙げさせて頂きました。
①来場者を増加させる。
②年会費を上げる。
③プレーフィーを上げる。
そもそも、なぜ、こういう動きが必要になって来たか?
と言えば、諸物価の値上げがきっかけではあります。
が、他にももっと大きな理由があるんですよね。
入会金、名義変更手数料等の大幅収入減
会員券の高かった頃は、「名変料100万円」
というコースが一番多かったと思います。
10人の名義変更をすればそれだけで1千万円。
メンバープレーフィーを6千円とすれば、メンバー
さんの1,700回に近い来場売上げに相当します。
1,700回近い来場を確保するのは大変ですよ。
雨が降りゃ、ぜ~んぶキャンセルになりますし。
年会費に換算しても、年会費を仮に4万円とすると、
1千万円は250人分です。
年会費の値上げではなく、現行年会費で1千万円分の
売上を増やそうとすると、250人の新規会員が必要
ということになります。
それは相当な難行ですし、集めすぎると予約取りに
問題が発生してしまいます。
名変料は今、10万円~50万円、中心帯は30万円ほど
だろうと思いますが、この部分の収入が激減しています。
また、長らく続き、今は上昇気流になってきた
会員権価格も、往時は300万円とか500万円は当たり前
でしたが、今はその10分の1程度です。
ゴルフ場経営には、大儲けするのではなくささやかな
利益計上のために、一定の売上が必要となります。
言ってみれば、年会費よりも大きな収入源であった
入会金、名義変更手数料等がまだまだ全然復活してきて
いない以上、①~③のどれかでやるしかないとなります。
多くの場合、コースメンバーになる理由として一番
大きなものは、割安にプレーが出来るということです。
私の場合で言えば、コースメンバーになることで、
月1ゴルファーから週1ゴルファーになることが出来
ました。
そのため、業界のことを考えると会員券関係の部分が
もっともっと復活して来ると一番いいんだろうなあ
と思っています。
プレーフィーや年会費に手を付けずに済み、本来の
「安くプレーが出来る」という部分を担保出来ます。
一旦値上げしてしまうと、状況が変わってもまあまず
元に戻すことはなかなかないでしょうし。
2023.4.18
「・・・と有力OBも指摘」なんて見出しもよく
見ますが、あるOBは有力OBで、あるOBは無力OB
なんてことはないです。
有力といった場合、どのぐらいの影響力を指すのかは
わかりませんが、影響力ということであれば、全ての
OBは有力OBでしょう。
そして、当該組織に直接的に影響を与えるという
ことであれば、外部にいる有力OBは存在せず、全員が
無力OBです。
話が長くなりましたが、「有力なんたら」というのは
昔から使われている実態のない客寄せ、目引き文言です。
従って、冒頭の「業界有力ライターの」という言葉には
な~んの実態もありません。
が、そう書いたからと言ってどこからかクレームが
来るという可能性もなく、まあ、不思議な言葉です。
さて、上記のことから一番言いたいのは、ゴルフが
好きでたくさんラウンドをとを考えているならば、
コースメンバーになるのは今がチャンスということです。
「潰れてしまったらパーになる」という不安があるかも
しれませんが、過疎地域でなければ、あっても運営会社の
変更までです。
メンバーでなくなってしまうことはまず考えられません。
(メンバー資格を奪うと、来場者が激減してしまう。)
そして、会員権価格は今が底だと思いますし、多くの
人が会員権取得に動くことが、年会費やプレーフィーの
値上げを抑える力にもなります。
ということは、既存のメンバーさんが知合いのゴルフ
好きの方をメンバーにするよう働きかけるべきという
ことですね。
ですので、各コースのメンバーの方々、頑張ってください。
あなた方の努力が明日のご自身のプレーフィー、年会費に
大きな影響を与えます。
追記 2024.11.11
当コースの運営母体がメダリオンになった今、
本当に「あっても運営会社の変更までです。」
って書いてて良かったと思っています。
「過疎地域でなければ、潰れることはない」
なんて書いてたらえらいこっちゃでした。
でもまあ、人口密集地帯のゴルフ場はやっぱり
「あっても運営会社の変更まで」だと思います。
償還が集中さえしなければ、全然やっていけます
し、利益もそこそこには出ます。