「不正を見ても見ぬ振りをする人も同様」
と言われたってなあ。
と、思われる方もいらっしゃるとは思います。
でも、申し訳ありませんが、そういう方は競技には
参加しないで下さい。
そういう方が参加されると、競技の公正さが
失われ、競技そのものが成り立たなくなります。
例えば、1人の男性が数人のヤカラ風の人たちに
囲まれ、暴行を受けている。
こういう場合、自分の身の安全を考えて、見て見ぬ
振りをすることは、別に法律には違反しません。
社会正義には反しますが、止めに入る人の方が
はるかに少ないでしょう。
(もちろん止めに入る人もいますが。)
でも、その人が一般人ではなく警察官だとしたら
どうでしょう?
彼が見て見ぬ振りをして、その場から逃げたと
したら、職務違反でしょうし、公になれば大問題に
なるでしょう。
これと同じです。
プライベートのラウンドで不正を見逃したとしても、
それを指摘する義務は負っていませんので、別に
問題はありません。
でも、競技に参加する人には
「ゴルファーの良心を前提に誠実に行動すること」
が求められますので、警察官の例と同様、それを指摘
する義務があります。
それが出来ない場合は、「義務も果たさずに競技
だけを楽しんでんなよ!」という話になります。
2023.2.6
簡単に言うけど、お前は出来んのか?
出来なけりゃ、こんなことをここで書いてはいないです。
大体、わかりそうなもんでしょ、今までこのブログを
読まれてきた方なら。
グリーン上の偉人
↑これはブログのかなり初期、今から4年以上前に
書いたものですが、競技時に指摘をした際の経験談
です。
経験則で言うと、なかなかすぐには指摘出来ないです。
「あれ?スコアおかしかね?」というのが1、2度
あって、同伴者に「あの人、スコアおかしくない
ですか?」と確認。
そして、相変わらずが続くと「やっぱりおかしい
ですよね?」という合意を同伴者と作って、初めて
指摘。
これまでの経験上、指摘された側は100%「おかし
くない、間違いない。」とは言って来ます。
が、別の人からも「おかしいですよ。トリでしょ。」
と合いの手が入ると、これまた100%認めますし、
100%次のホールからは虚偽申告をしてきません。
(別のとこではまたやるでしょうけど)
やっぱり相手を舐めてやって来るんだと思いますし、
ゴルフ慣れしてる人は他人のスコアを数えていなくても
大体わかっていますので、恥知らずの行動でもあります。
勇気を出せるか出せないか、舐められたままキャイン
キャインと言っているのか相手に嚙みついてやるのか
の差だと思います。
(その差は大きいですけど)
もし、ランちゃんがトリをダボって申告してきたら?
困りますねえ。
そっと、
「トリでも死ぬわけじゃないから、トリって言っとき
ましょう。」
とお伝えすると思います。