とある蒲郡の練習場の受付横で、
子羊たちの緊急会議が開かれた。
議長
諸君、これまで我々は、
・必ず1パットで入るパター
・有名なゴルファーの子孫に生まれ変わる
・気功波でボールをコントロールする
・落とした記憶を拾ってくる
・恐山で名ゴルファーに憑依してもらう
等、ゴルフが上手くなるために
様々なことを考えてきました。
が、いずれの方法もまだ成功を収めた
と言える状況に至っていないことは
大変残念であります。
が、今回、フィル・ミケルソンの事例に
ヒントを得たA氏より画期的な提案が
出されましたので、ご紹介させて頂きます。
では、Aさんどうぞ。
ご紹介に預かりました子羊Aです。
私の提案する方法ではまずコストが
非常に安く済みます。
ボール1個と靴代ぐらいですかね。
新しいドライバーを買うだとか、
アイアンセットを買い替える等の
必要は一切ありません。
次に、体力もほとんど不要であるため、
年輩の方、女性の方でも容易に
快スコアを出すことが出来ます。
練習も一切不要です。
ティの位置も問いません。
そんな方法、あるわけねえじゃん。
実際に出したスコアは?
「練習も不要」で、大分怪しいぞ。
いつものパターンじゃねえのか?
みなさん、ご静粛に。
Aさん、続けて下さい。
では、続けさせて頂きます。
方法は次のとおりです。
①まず、ボールをティアップします。
ティの高さは5cmちょうどです。
うん、5㎝ちょうどな。
②次にボールを親指と人差し指で
持ち上げます。
??
③そのまま歩き出します。
???
③グリーンまでそのまま歩き、
カップにボールを入れます。
ストロークは0、ペナが2打で、
これを18ホール続けると、
36のスコアで回ることが出来ます。
なるほど・・・
じゃねえ、馬鹿野郎!
単なる10kmの散歩じゃねえか!
大体、全員プレーオフになって、
いつまでたっても決着しねえじゃねえか。
それに、5㎝なんて関係ねえじゃん。
なるほど。
では、いつも通り却下という所で、
お開きにしたいと思います。
さあ、練習、練習
2018.6.23
この件を規則的に説明できる人が
どのくらいいるでしょうか?
ルールは常に新たなルールを
呼んじゃうんですよねえ。