毎日のように練習場で練習を繰り返す
子羊たち。
100球前後、多い方はその数倍の球を
打ち続けます。
一方で、1回のラウンドでのショット数は、
概ね60~70前後となります。
もちろん、人にもよりますが。
そのため、週1回ラウンドをする方で
さえ、ショットの数はラウンド時よりも
圧倒的に練習場でのものの方が多いという
ことになります。
ここに子羊たちの弱点があります。
練習場では、同じクラブで打っては
上手くいかないと、ああしてこうしてと
スイングをいじりながら調整をしていきます。
そして、最終的に上手く打てるようになり、
「よし、これだ。」と。
言うなれば、一度よいショットを
打ってからでないと打ち方に自信を
持てないということになります。
多分、ここまで書けば、ピンときた
方々は多いのではないでしょうか?
そう、彼らの弱点とは、
①実際のラウンドでは、直前に練習球を
打てないため、自信を持って1番ティに
立てない。
出来れば、1発練習球を打たせてと、つい
思ってしまう。
②一度でもミスショットをしてしまうと、
どこを直せば?と悩んでしまい、更に
自信が持てなくなってしまう。
朝一でミスショットをしようものなら
もう大変な事態に。
③こうしたらどうだ?と改善を図るも、
裏目に出た時は、もうどうにもなら
なくなって、泣いて帰る羽目になる。
ミスショットが出ない日は鬼のように強いん
ですが、1度でも出てしまうと、とたんに
グダグダになる危険性を持っています。
更に言うと、ショットの間隔の差も
子羊たちの感覚を狂わせます。
打ったら次にまたすぐに打つというのが
彼らの基本的なリズムですので、子羊たちに
とって、待ち時間は最大の敵です。
特に、オナーでボールをセットし、
ドライバーをもう握りしめているのに
前がちっとも空かないという状況では、
90%の確率でミスショットを打って
しまいます。
ですので、実戦でのラウンドはどれだけ
練習場通いをしていてもかなり難しいものと
なります。
実際のラウンド時は、足場も練習場の
ように平らということが少ないですし。
2018.11.26
そのため、練習場には行かない、
ラウンド一本という方で上手い方が
いらっしゃるのは理解できます。
その逆で上手い方はまずいません。
でも、練習場通いを止められない理由が
あるんですよね。
ショットをしょっちゅう確認していないと
不安でしょうがないんです。
本番よりもむしろ練習場の方が好きだ
という子羊さえいます。
練習場には、OBも3パットもありませんし、
今日は練習で〇〇叩いたというのも存在
しませんので。
可能であれば、ゴルフ練習場の子羊
というよりも、フェアウエイ上の小鹿
であることの方が望ましいです。