「ちゃんと腰が回っとるら?」
ある老子羊がしきりに知り合いの子羊に
確認を取っていました。
見てみると、確かに腰はよく回っている。
もう、キリッと回っています。
が、残念ながら球には勢いがない。
何でかなあ?
と思って見ていると、腰と肩が同時に回って
いるため、捻転差が出ず、ヘッドが走って
ないんですね。
「腰を回せ(異論はあるかもしれません)」
「肩を回せ(異論はあるかもしれません)」
というのは、よく言われることだと思います。
でも、同じタイミングでそれをやっている人で、
球を飛ばしている人は見たことがありません。
多くの場合、腰を先に回し、遅れて肩が
回ってきた結果、捻転差が生じ、ヘッド
スピードが出て、球が飛ぶのだと思います。
むしろ、
「肩なんて回すな。
振った結果、後からついて来るだけだ。」
という方もいます。
実際にその方、飛ばしているため、説得力が
あります。
また、同伴者などが本当に良く飛ばした時は、
大抵、右肩が遅れてグイッと回ってます。
「手を使うな」「ボディターンで打て」
等、いろんな教えはありますが、
多分、それらだけでは言葉足らずです。
手(腕)を使わなければ、そもそもクラブは
上がりませんし、言葉足らずの教えを真に
受けて、上達しない方は星の数だと思います。
2020.12.19
そういう私。
その日は風の具合かどうかはわかりませんが、
スイングスピードの頂点で「ビュッ」という
音が聞こえたんですよね。
そして、それがどこで聞こえたのかと言えば、
クラブを下ろし始めた時の右肩辺り。
「こりゃダメだ」
というのは即座にわかりました。
「そうか」と思い、力の入れる所を
いろいろ変えながら試していました。
そうすると、インパクトの後ではなく、
インパクトする辺りで音がした時が一番
球が飛んでいるような気がしました。
ただ、これにも異論があるんですよね。
「インパクトを過ぎてからトップスピード」
という教えと、
「インパクト時がトップスピード」
どっちが正しいのか?と思いますし、
使うクラブの種類で違うのか?とも思います。
いずれにせよ、
「教えを真に受けて、その言葉ばかりを
意識するとろくなことにはならない。」
ということは経験上、よく知っています。
女子プロには見ないような気がしますが、
腰すら回さず、上半身の捻転だけで飛ばす
男子プロもいると思うんですよね。
上記の肩とは逆で、打った後に腰が回って
来るけど打つ瞬間は腰を止め、肩を回す
ことによって飛ばしている。
肩と腰の捻転差が大事と考えれば、
どちらかを止めればOK、両方同時は最悪
ってこと?と思ってしまいます。
まあ、どのみち、わかってもそのようには
なかなか打てないですけど。