中部地方のアマチュアゴルフの最高峰を
決める大会、中部アマチュアゴルフ選手権が
先日開催されました。
当コース所属の鈴木千貴選手が見事3位となり、
我々もどよめいたわけですが、スコアを見て
ちょっと不審な点に気付いた方、いらっしゃいます?
こうすればどうでしょう?
このレベルの方々だと、ハーフ40以上なんて
打ちません。
そして、一度でも打ってしまったら、上位に来る
などは至難となります。
鈴木千貴選手の場合は、最終日に34-35の
69で回り、見事挽回したわけですが、
この初日に叩いてしまった「41」が訳ありです。
①17番までパープレーで回って来て、
18番でティショットを左引っかけ。
②OBではなかったものの、それに近い位置から
打った球が誤球だと気づく。
③誰も気づいていなかったが、誤球を申告し、
そのホールのスコアが、誤球のペナルティ
+2を足して+5の「9」。ハーフ「41」に。
まあ、当たり前のことです。
でも、当たり前にはなかなか出来ないことだと
思います。
2021.6.3
プライベートゴルフでもちょっと逡巡してしまい
そうなシチュエーションです。
で、きちんと申告した鈴木選手も立派ですが、
それを褒めた父親もまた立派だと思います。
「バカ、だまっとりゃ優勝だったかもしれねえ
じゃねえか。」
なんて言う親の元だと、こういう選手は育たない
という気もします。
難しい面もあります。
こういう場合にズルをしてしまうと、自分の
良心が耐え切れず、いつまでも引きずって
しまうというタイプの方がいます。
そういう方はそれがイヤだから、元々、
そういうことはしないという面もあります。
一方で、こういうことをしても全然平気、
良心なんて元々ないから引きずってしまう
こともないという方もいらっしゃいます。
そういう方には出来れば絶滅して欲しいと
思いますが、常日頃にやってしまいますので、
どのみちどこかでばれ、自滅します。
で、鈴木千貴選手。
清々しさがついうっかり顔に出てしまっています。
これから、中部オープンゴルフ選手権、
日本アマチュアゴルフ選手権に出場されていくと
思いますが、本当に頑張って欲しいと思っています。