住宅ローンの話に戻しますと、今は物価高の動き
にプラスして、円安でもありますので、相当に
給料が上がっていかないと苦しくなります。
唯一、今現在で固定金利の住宅ローンを抱えて
いる人は、住宅ローンだけを言えばラッキーと
言えるかもしれません。
将来、そんな低金利で借りられないような低金利
であろうことが理由の1つです。
もう1つは、将来的に所得が増えて行けばという
前提はありますが、住宅ローン支払いの負担が
相対的に大きく減少していく可能性が高いです。
例えば、今現在でローン支払い額が月10万円、
手取り月収が30万円とした場合、負担率は33%
となります。
でも、金利が変わらず、手取り月収が40万円に
なれば、負担率は25%に。
月収が60万円になれば負担率は17%になります。
信用金庫で住宅ローンの担当をしていた頃、
毎月の住宅ローンの支払額が5千円程度という
人が結構いたんですね。
「高校生の小遣いでも払えるじゃん」と、当時は
思ったんですが、これ、高度成長時代の遺産と
いうか大きなメリットでした。
高度成長後の視点で見ると、月5千円というのは
非常に小さい額と言えますが、高度成長期、開始
時期の平均年収は40万円、50万円という時代でした。
となれば、平均月収は3万円とか4万円。
月5千円、ボーナス払いを入れれば平均月1万円程の
負担というのはきつかったでしょうけど、あっと
言う間に負担感がみるみる減少という時代でした。
それと同じことが再び起きる可能性があり、地価と
金利が低めで安定している現在、再び住宅需要、
住宅ローン需要が活発化するかもしれません。
建築資材も、物価高の傾向を考えると、将来は
もっと値上がりしていくでしょうから、今は安値
と言えるのかもしれませんし。
2025.4.7
またマスコミのことを書きますけど、局面変化
のつど、マスコミはデメリットばかりを報道して、
騒ぎ立てます。
でも、一方的に悪くなるということは絶対になく、
良くなることも多々あり、恐らくトータルでは
イーブンです。
ただ、値上げ局面、ゴルフ場を始め、生活必需品
以外を商売としている先はしばらく苦しくなるかも
しれません。
まだ給料はほとんど上がってない、でも生活必需
品はガンガン上がってとなると、その他の支出が
まず抑えられてきますので。
ゴルフ場のビジターフィーも値上げ局面に向かって
来たかと思ったんですが、支出抑制で来場者が減少
すれば、逆に値下げ局面も考えられます。
そして、このシリーズの最中にトランプ爆弾が炸裂
しましたので、先々はまたどうなるのかわからない
という状況にも。
まさかトランプ、アメリカの大統領に返り咲くとは。
しかし、全く同じ時代にトランプとプーチン。
「大丈夫なんかい、この地球」
と、つい思ってしまいます。