野球では9回裏に5点差をひっくり返して
逆転勝利というのはあります。
でも、多くのスポーツでは劇的な
逆転勝利というのは、そうはないです。
サッカーでも、残り10分で3点差であれば、
ほぼ勝敗に変化はありません。
100M走でも、残り20mで最下位の選手が
ごぼう抜きで優勝というのはあり得ません。
ゴルフも基本的にはそうで、残り3ホールで
アルバトロス、イーグル、またアルバトロス、
7打差をひっくり返して逆転優勝なんてのは
ないです。
ただ、2打差、3打差であると、
最終ホールでパーオンするまではわからない
ということがあります。
トップの人がボギーを打ち、
2位の人がバーディ、イーグルであれば、
2打差、3打差は消えます。
この辺りはゴルフに特徴的な所という
気がします。
既に紹介させて頂きました今年のシニア
クラチャンの優勝争いですが、16番で4打差。
このまま18番まで行ってしまうと、
寄田さんには逆転の可能性はなくなります。
そのため、17番でまず1つ、出来れば、
2つ縮めたいと寄田さんは思っていたはず
です。
そして、思いが通じたのか、菅原さんが
17番で右に曲げ、OB性の当たり。
OBですと良くてダボ、下手すりゃトリ、
+4があります。
寄田さんの目はキラッと輝いたことでしょう。
が、結局、OBではなく、菅原さんは
パーオンのパー。
それを見てこんな感じになってしまった
寄田さんが、18番でOB・池ポチャとなるのは、
自然の摂理かと。
2020.7.31
OBの助かった17番で、菅原さんは斜面の
一番上からパーオンさせたそうです。
あそこは傾斜が急で、
球も沈み込んでしまうほどラフが長いんです。
よくぞと思います。
これでパーオンできず、ボギーにでも
なっていたら、3打差で最終ホール。
薄めながら、「ひょっとして」は残った
はずです。
ですので、パーオンさせた第2打が事実上の、
優勝を決めたショットだったのでしょう。
それにしてもゴルフ。
皆さんもよく、真っ白に燃え尽きますよね?
それも2番とか3番へ行く頃に早々と。
ええ、発火性が高く、一瞬で燃え尽きる
ゴルファーは多いです。
そして、OB・池ポチャの寄田さん。
もちろん下手な方ではなく、
れっきとした片手シングルです。
近隣のゴルファー・当コースメンバーの
畏敬を集める方ですが、「無冠の帝王」
とも呼ばれます。
そのため、彼のためにもスーパーシニア
選手権を創設できたらと思っています。
あっ!
でも、もう燃え尽きちゃってますねえ。
どうしたもんでしょ?
追記 2024.8.4
「サッカーでも、残り10分で3点差であれば、
ほぼ勝敗に変化はありません。」
と書きましたが、2022年のサッカーワールド
カップ、アルゼンチンvsフランス。
危うくこれが覆りそうな素晴らしい試合でした。
ちなみにスーパーシニア選手権、2021年に
創設しましたが、寄田さん、これも惜しい
ところで取れていないです。