スロープレーを防止するのはコース側の
務めではあり、申し訳ないものの、
遅いと分かっている常連の方々や、
その方々のコンペは、マーシャルが
巡回し、何とか早めようとします。
「俺が行くと何かいつもバイクに乗った
奴を見るけど、なんだ、あれは俺たちを
警戒してるのか?」
はい、そのとおりです。
なかなか鋭いですね。
ふだんあまりゴルフをされない方が多い
企業コンペや同級生コンペも同様です。
経験上、危険性が高いことはわかっています。
朝の受付け時に
「ヤベーよ。俺、クラブ触るの半年ぶり。」
「いいよ、俺なんか去年のコンペから一度も
触ったことない。今日が1年ぶり。」
と、自慢(?)されあっているのをちょくちょく
目撃しますし。
非常に迷惑な話ですが。
ただ、慣れていない方やお上手でない方が
遅いというわけではありません。
お上手な方でも遅い方はいらっしゃいますし、
お上手ではなくても早い方はいくらでも
いらっしゃいます。
要は、
急ぐ気持ちがあるのかないのか、
他人に迷惑をかけまいとする気持ちが
あるのかないのかの問題
です。
プレーの遅い方は、
世界的な潮流に抵抗する
ということでもあり、それはそれで
たいした度胸なのですが。
一方、初顔の方々や来場の少ない方々に
対しては、事前警戒が足りずに
どうしても前日書いたような恐ろしい
事態が起きてしまうことがあります。
そして、遅い方は自分や自分たちが遅い、
人に迷惑をかけているということに、
どうも気付いていないようです。
そのため、マスター室に連絡するなり、
近くで聞こえるように仄めかして下さい。
まあ、言い方はお任せしますが、気づいて
いないからこそ感情的になりがちで、
言い方はとても難しいです。
出来れば、ご本人たちの自主覚醒に
頼りたいです。
2018.12.2
先日は、前半のスルーの最後の組だけが
遅れ、後半スルーの方々が数台カートを
連ね、彼らが折り返すのを15分ほど待つ
ということがありました。
その後も、彼らは前の組に追いつけず、
2ホールほど空いていたため、マスター室
から急使が飛び、急ぐよう依頼しました。
その後、若干ラウンド速度は早まった
ものの、ラウンド後にご意見を頂戴して
います。
「僕らはちゃんと2時間半で回っている
んだから、何で急かされなければ
ならないのか?」
いや、途中で急かされたから2時間半に
なったのであり、前半は2時間45分
かかっていました。
そして、2時間半としても、それで
回ったから問題ないという考え方も
間違っています。
そもそもが前の組に置いていかれたら
ダメです。
現に15分間、マスター室前で待たされた
方々が十数人もいます。
そして、彼らの中の後半組には
その15分で、日没終了の可能性が
発生しています。
彼らが「何で1組だけこんなに遅いのか?」
と、怒りがこもった視線で見つめていた事に
気が付かなかったのでしょうか?
前が空いているならば、2時間で、
遅くても2時間15分ぐらいでは回って
頂きたいものです。
ね?
自分たちが遅いということや
他人に迷惑をかけているということに
気付いていないでしょ?
むしろ、立派に回っていると思って
胸を張っていらっしゃいます。