「女性蔑視」この発言だけに注目し、後の
ことは何も考えずに批判をしまくるという
ことは、思考停止以外の何物でもありません。
これはオリンピックを中止させたいと
思っている勢力が、今のタイミングで森氏を
ターゲットにしたのではないかと
勘繰ってしまうのは私だけでしょうか。
こんな論調の記事が有名マスコミから
ネット上に展開されていました。
でも、今回の件、この程度の話であれば、
ここまで大きくなってはいません。
「オリンピックを中止させたいと思っている勢力」
自体、そんな組織的なものはないと思いますし。
あるのは、多分、
「無理くりやると、大抵、何か失敗するからヤメとけ」
「そこまで執着するのは、選手のためにと
言いながら、実はお前らの金儲けのためだけだろ。」
「終焉に向かうかもしれない新コロナ騒動が
オリンピック開催でぶり返し、
日本が世界中から恨まれる、笑われるかも。」
という感情だけです。
それが多分、「女性蔑視」という言葉で
火が点いたというか異常に大きくなってきた。
「女性蔑視」の発言だけでは、ここまでの騒ぎに
なりません。
背後に、無理やり五輪開催に持って行こうと
する動きに対する大きな反感があります。
加えて、森喜朗元首相の言動を昔から
苦々しく思っている高齢者層からは、
「お前、本当にいい加減にしとけよな!」
という思いもある。
そういう複合的なものが今回の騒動には
あると思います。
更に言えば、当然、必ずしも
「森非難=オリンピック開催反対=女性蔑視非難」
ではありません。少なくとも
「森非難>オリンピック開催反対」
「女性蔑視非難>オリンピック開催反対」
で、中には賛成している人、賛成していた人も
います。
そんな中で、菅首相が森元首相の言動をかばう
動きを見せていますが、それを固守しようとすると、
多分、この動きの矛先は彼に向って行くでしょう。
2021.2.10
管首相もあまりいい人相ではないと思んですよね。
小渕元首相は可愛げがあって「平成」の元号
発表時、一気に時の人となりましたが、
菅首相はその恩恵に預かっただけという気もします。
そして、記事にあった
「オリンピックの参加選手たちの姿は、
新型コロナに苦しむ世界中の多くの人々に
勇気と元気と感動を与えてくれるでしょう。」
という言葉。
そんなことないし、御用記事なのかしら?
と思わせてしまう部分でもあります。
もっと言えば、オリンピックが無事実施された
としても、それがコロナに打ち勝った証になる
とは誰も思っていません。
流行が収まり、経済が復興して初めてそう言えます。