「トリッキーなコース」
「トリッキーなホール」
という言い方を結構、散見します。
正直、
「あのコースが?」「あのホールが?」
と、思うことがほとんどです。
当コースを指して
「トリッキーなコース」
と言われることも多く、やはり
「う〜ん、そうかなあ?」
と思ってしまいます。
まあそもそもが、「トリッキーなコース」
という定義はありませんので、何を指して
いるのかは人によるかと思います。
そして、ネットでだけその言葉を見ることが
多く、他ではほとんど使われません。
ゴルフの中継や番組で「トリッキーなホール」
という発言が出ることはないです。
推測ですが、1つには
丘陵・山岳コースでドキドキする
思いをしたコース・ホール
を指す場合は、ありそうだと思います。
当コースで言うと、IN11番ミドルなどは
そうかもしれません。
①ティショットの落ち所にバンカー群があり、
ティショットでドライバーを握りにくい。
②セカンド地点からグリーンを狙った場合、
引っかければOB、ショートでもOB。
運が良くてバンカー群での芋掘り。
③右に逃げても、サードショットは、
大きいとOBになりかねないアプローチが残る。
でもこれ、「トリッキーなホール」
というよりも、典型的なジャック・ニクラスの
設計パターンなんですよね。
従って、トリッキー=戦略性と言い換える
ことが出来るかもしれないし、
使うゴルファーのレベルによって言い方が
異なるという気もします。
2020.6.30
当コースを端的に表現するとしたら
「ジャック・ニクラスらしい設計の
中上級者向け難コース」
になると思っています。
トリッキーというよりも、
ジャック設計の基本ラインに則った
オーソドックスな設計だと思います。
ええ、何十回、何百回と来場されている
メンバーさんが毎回、泣きながら帰られ、
性懲りもなくまたお見えというのは、
いつものことです。
よそのコースのシングルさんは
怒って帰りますし、
プロショップでは、安いボールが
ボコボコ売れます。
「サンベル、難しいかあ?」
と言われる方もいらっしゃいますが、
それは本当にお上手な方だと思います。
どのコースに行っても同じように
ポコポコ叩かれる方がそういう
言い方をされる場合もあります。
罠にはまらず、普通にプレー出来て
しまったという場合もあるでしょう。
痛い目に遭って初めてその難しさに気付く
ということはありがちです。