スコアメイクの鍵はショートゲーム、
即ち、寄せとパットということに
異論を持つ方は少ないでしょう。
だけど、だからといって
「ドライバーばっか振らないで、
もっと寄せの練習をしろよ。
プロなんて半分近くが寄せの練習だぜ。」
と言い、ドライバーばかりを振る子羊を
若干見下すような言い方には、違和感が
少々あります。
そもそも
①プロor上級者は寄せ1のために寄せの
練習をしているのであって、中級者
以下の子羊は1度でグリーンに乗せる
ことが一番の目標であるため、同じ
練習量を必要とはしない。
寄せでグリーンに乗せるだけなら血の滲む
ような練習までは必要としません。
②ほとんどの練習場では本当のグリーンが
置かれていないため、寄り具合はよく
わからない。
⇒きれいに当たるかどうか程度の確認
しか出来ず、距離感は結局、コースで
実戦するしかない。
上の表はスコア100の人を想定した
各クラブの使用頻度を表にしたものです。
もちろん、人によって、もしくは飛距離に
よって異なりますが、大体こんなものです。
これで、OBが2つに減り、パット数が30に
なれば、スコアは90になります。
そして、パーオンが多くて寄せの回数が
7回で済めばスコアは80です。
更に、OBが0回ならスコアは76です。
OBの回数と寄せ・パット以外は、大体、
どのゴルファーもたいして変わらないのです。
(初心者はチョロの数が加算されますが。)
確かに寄せとパットの重要性がここにも
現れてきますが、アベレージゴルファーは、
先に書きましたように寄せ1や1パットが
求められているわけではありません。
願望はありますけど。
となると、やっぱりいかにOBを打たないか
という点と、ドライバーでどれだけ飛ばし、
寄せをしなくて済むパーオンをいかに多く
するかがカギとなります。
そして、OBを一番打つのはドライバー
でしょうし、飛距離を稼ぐのもドライバー
ですので、何よりも、ドライバーを
多く練習するのはやっぱり大事なことです。
実際に使用する回数も多いですし。
で、寄せとパットは、どれだけラウンドを
重ねることが出来るかにかかってくる
と思うんです。
上手い方でも、実戦を遠ざかると、
この部分がまず下手になりますし。
2018.11.28
大体、ドライバーが当たって飛ばないと
その日のラウンドが面白くありません。
ゴルフの面白さ自体にも、球を遠くへ
快音と共に飛ばすということが
ありますので、
練習場で一生懸命ドライバーの練習に
時間を割くことは決して悪いことでは
ないと思います。
ただし、それはドライバーでぱかぱかOBを
打ってしまったり、なかなか振りきれず
飛距離を出せないという方の場合です。
それを抜け出した方は、次のステップの
練習に重きを置いてください。
必然的にそうなっていくでしょうけど、
そのレベルは抜け出したと思っていても
ドライバーって、ある日突然、当たらなく
なる時もあるんですよねえ。
困ったものです。