「人を見た目で判断するな」「人を顔で判断するな」
なんてのは道徳感ぶりぶりの人がよく言いそうな
言葉ですが、信じちゃダメです。
と、書いて来ていますが、じゃあどんな見た目、顔立ちの
人がどういう人なのか?
「年を取ってもろくなことが出来るようになっていない」
と、以前ぼやきましたが、これはだいぶできるように
なったことの1つです。
いろいろと痛い目にも遭いながら、顔付き・表情を見たり、
話し方を聞けば、大体、どんな人かはわかるようになり、
それはほぼ外れないです。
ニコニコしたセールスマンでも、やり取りの中で、
一瞬出てしまう「目の泳ぎ」や想定外の質問に対する
対応で、信用出来る、出来ないかがわかります。
「振り込め詐欺」でも、多分、犯人側は多くの経験により、
電話の中の短い対応で行けそうな相手なのか、そうでは
ない相手なのかを見抜いて、効率を上げていると思います。
その道のプロが多分、映画やドラマのキャスティング
担当者でしょう。
いかにも悪そうな男優が青春映画の主人公を務める
ことはありませんし、例えば、樹木希林さんはすごい
女優だったけど、悲運のヒロインなんてやってません。
見る側もたいていは人物が登場しただけで、
「あっ、この人は主人公を挑発してすぐに殺される役」
とかわかります。
ということは、見た目や顔立ちでどんな人かは大体、
わかるということです。
ですので、いい人を演じようとしてもろくでもない人は
必ずボロが出ますし、みんなの人気者になりたいと願っても、
根の腐った人は絶対にそうはなれないです。
本性は顔に滲み出ていますし、それを隠しても言動とかで
ついうっかり、ひょっこりさんしてしまいますので。
2023.2.13
俳優は自分の素に近い役なら誰でもやれるとは思って
いますが、やっぱり名優と言わざるを得ない人もいます。
その筆頭と個人的に思うのが大竹しのぶさんですね。
ヒロインをやっても悪役をやっても、本当にそういう
人のように見えてしまいます。
男優では中村獅童さん。
悪役なんて見る側が小便ちびりそうな怖い役柄も
やりますし、大河ドラマで演じた「新選組!」の
捨助役でのコミカルさ。
「丹下左膳」ではヒーロー、「レッドクリフ」では
実直な士官を演じ、更には「ピンポン」での巨大な壁
としてのライバル役。
この2人が絡んだのが大河ドラマの「いだてん」で、
共に金栗家の関係者として登場。
あの絡みは本当に良かったです。
このように本性を簡単に隠すスゲー俳優もいます。
で、出演者に大竹しのぶさんや中村獅童さんの名が
あると、その映画だとかドラマはつい見たいと思って
しまいます。
客を呼ぶことの出来るスターですね。
やっぱりエース、スターというのはそれだけの価値が
あります。