何とかゴルフを上手くなろうとしている
人たちは、ご自身を含め、身の回りに
ごまんといらっしゃるはずです。
パチンコも、遊技人口が多かったため、
勝とうとされた方は星の数ほどいます。
当初の必勝法と言えば、
「新台入替」のお店に早くから並び、新装
開店と共に店内になだれ込み新台を打つ」
これに尽きました。
パチンコ草創期から1980年頃までは、
これが一番確実な方法であったと思います。
今ほどパチンコ台の人気の寿命が短くはなく、
機械購入費も今ほど大きくはなかったため、
「最初に勝たせて」という店側の戦略でした。
ただ、新台入替は頻繁ではなく、たまたまの
お祭り騒ぎでしたので、いつも使える必勝法
というわけではありませんでした。
以前、紹介した初期のセブン機に通用した
攻略法のように、店側がそれに対する防止策を
講じるまで、一瞬咲き誇る攻略法も多々ありました。
1970年代~80年代諸島の遊学生
「春一番」の攻略法もその1つで、
これはプログラムの中身を知らなければ
見つけられなかったであろう攻略法です。
その点でメーカー側から漏れた攻略法です。
「パチンコ必勝ガイド」でその仕組みを
大々的に特集し、それで実際に使用して
勝たれた方は多々いらっしゃったはずです。
でも、大当たりを誘発する攻略法ではなく、
連チャンを促進させる攻略法であったため、
最初は自力で大当たりさせる必要がありました。
そして、攻略法が広まってからは、攻略法を
使っているのがモロバレになるため、店との
トラブルになるというリスクもありました。
地元に住み、地元のパチンコ店と持ちつ
持たれつで仲良くやっていた普通の素人には
手の出しにくい攻略法でした。
その点で、アウトローだとか、周囲の目など
気にしない学生たちぐらいしかやっていなかった
と思います。
そういう攻略法ではなく、単純に日々の勝率を
上げる攻略法を思いついた方がいらっしゃいます。
ボーダーライン理論の石橋達也さんです。
この話は明日以降に。
2021.3.16
今もそうですが、当時も店側の罠がありました。
どこの店にもあるというぐらい大ヒットした
「スーパーコンビ」。
3つ穴のあるセンター役物に玉が飛び込み、
3つ穴の1番手前の穴に入ると大当たりだった
のですが、ここに店側の罠が。
やっていた店は少なかっただろうと思いますが、
3つ穴の板の傾斜を変えると、簡単には手前の
穴に入らないということも出来たんですね。
やたらとセンター役物に飛び込むから、
これはボロ勝ちなんて思ったら、入っても
入っても奥の穴ばかりということがありました。
「春一番」もそうでしたが、連チャン促進系の
攻略法は必ず元々のプログラム絡みです。
プログラムで普通に打つと20%前後で連チャン
という仕組みが多く、「春一番」もそうだった
のですが、そうではない連チャン機も。
ある特殊な目立たない打ち方をすると大連チャン
するけれど、それを知らずに普通に打つと、
全然連チャンしない連チャン機。
当然、市場では全然連チャンしませんので、
全くというほど売れません。
基本、皆さんは普通に打ちますので。
しかしながら、そういう連チャン機を私の
入った会社では、一部の先輩社員が嬉々と
して開発していたんですよね。
一般的には売れなくても、中には購入して
くれるホールもあります。
そうすると、その機械の開発者たちはせっかく
購入してくれた数少ないホールへ客として
乗り込み、自分たちだけが大連チャン。
会社のことなどより、自分たちの小遣い稼ぎを
優先して開発してたんですね。
当然、当時は底辺のパチンコメーカー。
そして、私が中途でそのメーカーに入社
した時、最初に待っていたのは彼らとの
対決でした。