「必勝法」という点で、世間の耳目を集め、
有名、そして、結構、長期に使えたのは
「春一番」の攻略法だったかもしれません。
テレビでも取り上げられ、今も残る攻略雑誌が
根を下ろすことが出来たのもこの攻略法あって
のことだったと思います。
実際の攻略の手順を知りたい方は、
「春一番 攻略法」で検索してください。
いくらでも出て来ます。
ここでは、この騒動でどういうことが起きたのか
を書いてみたいと思います。
一般ファン視点
①攻略法というのが本当に存在するということを
目の当たりに見た。
②実際にやってみようとした遊技者は多数
だったが、下記の理由により全員が全員、
それにのめり込んだわけではない。
恒常的に使い続けた人は多分、非常に少数。
a 連チャン促進打法のため、初当りは自力で
当てる必要があった。
大当たり確率1/235であるため、千円で30回
デジタルを回すことの出来る機械でも
平均で8,000円ほどの投資が必要。
当たるまで打てば、2万円を超えてしまう
こともあり、その点で誰もが気軽にという
わけではなかった。
b ホール側のプレッシャー(後述)もあり、
攻略法を使用すること自体、なかなか
出来なかった。
c 西陣のカラー液晶機第一号であり、
当時としても決して綺麗な液晶では
なかったし、演出も魅了して止まない
というレベルではなかった。
結果、攻略法を使えたとしても、
この機械を打ちたいという気にはなれない
人も多かった。
d 上記の事から時間と忍耐力があり、
ホール側のプレッシャーが気にならない
人でない限り、使う気になれないという傾向。
2021.3.17
攻略法自体は球を打つ、打たないで操作
して行いますので、違法ではないです。
ですが、ホール側からすれば、
「そんな攻略法のあるパチンコ台なんて、
不良品。
直して納入し直すか、引き取れよ。」
という話になります。
実際に「春一番」で補償騒ぎになったのか
どうかは知りませんが、その後はメーカーの
補償ということが一般的になります。
補償しないなんてことからエライことに
なったケースもあります。
で、実際に攻略法を行使したのは、人数とか
何らかの力をちらつかせてホール側を屈服
させた集団、
そして、実家から遠く離れて住み、時間も
自由に使えた学生ぐらいではなかったかと
思います。
サラリーマンでもやっていた人はいたかも
しれませんが、一般的にはリスクの方を
考えたと思います。
結果、「ホールで攻略法が使われまくっている」
というほどのことはありませんでした。
もし、そういう状況があったとしたら、
まだ攻略法を知っている人がほとんどおらず、
そっとやられていた初期だけです。
その場合でも、ほとんどの人は知らないため、
「まくっている」ということでもありません。
また、攻略法は基本的にホール側にとっては
死活問題となります。
そのため、発覚⇒直ちに防止策発動⇒攻略法
終焉ということがほとんどでした。
私も多くの攻略法を聞きましたが、もう
使えなくなった後で、「こういうのがあった」
と聞いた例がほとんどでした。
みな、少しでも長く使いたいため、やれる
最中はなかなか口を割りません。